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渋谷店AON - Adult Oriented NewWave -:Night Clubbing

AON(Adult Oriented NewWave)~大人のための80’sミュージック~という新たな切り口のもとに、ニューウェイヴ世代の音楽を聴き直してみましょう。

Animal Nightlife『Shangri-La: Deluxe Edition』

狂騒の80年代に一瞬の光芒を放って消えたグループだが、スタイル・カウンシルやシャーデーが好きならば絶対に聴いて損はないハイブロウな9人組で、いま聴いても実に良い。というかある種のアフターアワーズ~チルアウト感も孕んだサウンドは「いまこそ」良い。これはシングルやリミックスなどのレアテイクを追加した2枚組。代表曲といえばDISC2収録のポール・ウェラーも参加したトロピカル・ジャジー・ポップ”Mr Solitaire"だろうが、華やかな夜の始まりを告げるようなミディアム・グルーヴDISC1①も負けず劣らず素晴らしい。いなせでスウィンギーな④、21世紀のいまでもクラブ映えする⑦なども心地好い。

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Wet Wet Wet『Popped In Souled Out』

残念ながら世間的にはほぼ忘れ去られているグループだとは思うけど、このデビュー作を改めて聴き直すとブロウ・モンキーズやシンプリー・レッドにもまるで引けを取らない良質でダンサブルなソウル・ポップが詰まっている。強力なベースが先導する極上のアーバン・グルーヴ大名曲①はもとより、サザン・マナーの②、ネオアコ・ソウル調の煌めきチューン⑤、いかにも80sなブラコン風味がかえってキラーな⑧⑩など、インディR&Bやシティポップ隆盛の今こそぜひ再評価したい傑作。

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Blue Rondo A La Turk『踊れば天国 アイアイアイ』

マット・ビアンコのマーク・ライリーが在籍していたことでも知られ、ヘアカット100と並ぶファンカラティーナの人気バンド。なのだけど、なぜか日本盤CDが一度もリリースされたことのなかった(というか輸入盤での初CD化すら2014年)彼らのデビュー作が、レア音源を20曲も加えた2枚組の拡張版として登場。ジャズとファンクとラテン音楽が交錯した、とことん享楽的かつクールな熱気に満ちたハイテンション・ダンス・サウンドは、いまだクラブのフロアをガンガン揺るがすほどスウィンギン、グルーヴィー&パーカッシヴ!

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Blow Monkeys『The Very Best Of』

80年代UKブルーアイドソウル最重要バンドの、ロープライスにしてキャリア総括2枚組全36曲というヴォリュームを誇る決定版的ベスト。ためしにDisc1の冒頭5曲を聴くだけでも超強力で、80sダンサブル・ディスコティーク史上最強の2大アンセム①④を筆頭に、カーティス・メイフィールド師匠との夢のコラボ・チューン②、アーバンなガラージュ・ハウス・クラシック③、ピースフルでワールドミュージック風の⑤・・・と、枚挙に暇がないほどのキラー・トラックが並ぶ。70年代ソウルを当世流にアップデートしたサウンドと、Drロバートの甘くキザなヴォーカルもキマリすぎ!

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Pigbag『ドクター・ヘッケル・アンド・ミスター・ジャイヴ』

元ポップ・グループのサイモン・アンダーウッド率いるポスト・パンク・ファンク・インスト・ユニットのデビュー作。ポップ・グループ一派の中でもズバ抜けて肉体的かつ即物的なグルーヴを追求した連中だけあって、超絶トライヴァルなパーカッションの乱打と鋭角なギター、豪快なホーン・セクションがせめぎ合うサウンドの快楽性が抜群。つんのめるように性急な①や、どういうわけか日本でもCMに使用されてヒットした⑫"Papa's got a brand new pigbag"など、DJ御用達の一枚でもあります。

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渋谷店AONコーナー紹介


80年代のニューウェイヴやポスト・パンクというと、どこか尖ってアナーキーで、それ以前の時代の音楽とは隔絶した若者的サウンドを想像しがちですが、実際のところは大人の鑑賞にも耐え得る素晴らしく良質な音楽の宝庫でもあったわけです。いまこそAON(Adult Oriented NewWave)という新たな切り口のもとに、ニューウェイヴ世代の大人ミュージックを聴き直してみましょう。


担当者/作品レビュー執筆者紹介


渋谷店 洋楽バイヤー: 北爪啓之


1999年、新宿店入社。洋楽フロアで主にリイシュー物やオールディーズ、はじっこの方のロックを担当。2004年に渋谷店に異動後も洋楽バイヤー一筋(邦楽も好きなんですが)。”フリーメタル”、”カフェ・プログレッシヴ”、”シチュー系”など、ほぼ思いつきで新ジャンルを提唱するも残念ながら世間には浸透せず。それゆえ、これまた私の造語である”AON”だけはどうにか皆様に馴染んでいただきたい思い。 ビーチボーイズではマイク・ラブ、はっぴいえんどでは松本隆、放課後ティータイムではムギちゃん派。なおプライベートでは古本屋巡りと酒場巡礼が趣味。好きな作家は谷崎潤一郎、江戸川乱歩、中井英夫、長嶋有など。趣味の合いそうな人、連絡お待ちしております。


掲載: 2020年03月27日 18:00

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