Calibro 35(カリブロ35)|ミラノの人気シネマティック・ファンク・バンド新作『Momentum』
イタリア本国では数万枚の売り上げを誇るミラノの人気シネマティック・ファンク・バンド、カリブロ35による7枚目のアルバムがRecord Kicksから登場。
60~70 年代のイタリア映画音楽を彷彿とさせる、ダーティーでスリリングなビンテージ・サウンドはそのままに、先行シングルのM2では、J・ディラの実弟でスラム・ヴィレッジのメンバーだったイラ・Jをフィーチャー。さらに、M7にはアンダーワールドのカール・ハイドやブライアン・イーノらと共演してきたロンドンのシンガーソングライターMEIが参加した強力作だ。
【収録曲】
1. Glory-Fake-Nation
2. Stan Lee feat. Illa J
3. Death of Storytelling
4. Automata
5. Tom Down
6. Thunderstorms and Data
7. Black Moon feat. MEI
8. Fail It Till You Make It
9. 4x4
10. One Nation Under a Format
Calibro 35(カリブロ35)
photo Chiara Mirelli
カリブロ35は、ミラノ出身のシネマティック・ファンクバンド。2007年、ザ・ミューズ、フランツ・フェルディナンドなどを手掛け、グラミー賞獲得の経験を持つプロデューサー、トマッソ・コリーヴァが中心となり、マッシモ・マルテロッタ(ギター)、ルカ・カヴィナ(ベース)、エンリコ・ガブリエリ(キーボード)、ファビオ・ロンダニーニ(ドラム)と結成。翌年、『Calibro 35』でデビューし、シングル「Tutta Donna」はイタリアのラジオチャートで1位を獲得。メディアから高い評価を受けて、ヨーロッパからアメリカまでワールドツアーを行う。2010年には、セカンドアルバム『Ritornano Quelli Di...』を発表。ここに収録された「Il Consigliori」は、ジェイ・Zの「Picasso Baby」(2013年)でサンプリングされた。他にも、ドクター・ドレーやザ・チャイルド・オブ・ラヴらが彼らの作品を取り上げ、サンプリングネタとしても人気が高い。その後も、コンスタントにアルバムを発表し、イタリア本国では数万枚の売り上げを誇る人気バンドとして確固たる地位を築いている。
掲載: 2020年04月14日 18:39