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Douwe Eiseng(ダウ・アイゼンガ)|キャリア初、自作曲によるソロ・ピアノ曲集『For Mattia』

Douwe Eiseng

オランダのピアニストであり作曲家であるDouwe Eisenga(ダウ・アイゼンガ)の自作曲によるソロピアノ曲集!

1980年代から演劇や映画への作曲を開始、後年にはXenakis Ensembleへも楽曲を提供するなど、現代音楽からポストクラシカルへ続く音楽性を軸に幅広く発動してきた彼。これまで数作のアルバムも発表してきましたが、彼自身による自作曲の演奏集…しかもソロピアノという内容はキャリア初となります。そしてこれが本当に素晴らしい内容なのです。

冒頭(1)の出だしの響きからたちまち心を掴まれてしまいます…その内省的で耽美的な響き、確かな発音だけれど何処か儚く響くひとつひとつの音の数々には否応なく心が引っ張られることでしょう。優し気に・そして丁寧に旋律が紡がれていくこの音楽から彷彿とさせられるのは、ポストクラシカルの名手ニルス・フラームやゴールドムンド、akira kosemura、さらにはジャズピアニストのジョン・テイラーなど…そんな具合にイメージは幅広く連想されていきますが、彼の音楽自体は非常にメロディアスで個性的なもの。その柔らかい質感に触れながら、薄暗い部屋の中で漂うように音を追ってみることをおすすめします。

収録曲:
1. For Mattia
2. Summit
3. The Opposite
4. Gentleman
5. Julia
6. Pendulum Waves
7. The Cooper
8. Carried Away
9. On the Edge

掲載: 2020年06月11日 16:12