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Sade(シャーデー) |全スタジオ・アルバムのリマスター盤を収録した究極のアナログ盤BOX『This Far』

Sade(シャーデー) 

シャーデー初のコンプリートLPボックスとなる『This Far』には、これまでに発売されたスタジオ・アルバム全6作品、「ダイヤモンド・ライフ」(1984年)、「プロミス」(1985年)、「ストロンガー・ザン・プライド」(1988年)、「ラヴ・デラックス」(1992年)、「ラヴァーズ・ロック」(2000年)、「ソルジャー・オブ・ラヴ」(2010年)がシャーデー本人の監修のもとリマスターされ、美しい仕上げの純白ハードカバー・ボックスに180グラム重量盤で収められる。

今回のボックスセットの制作には、シャーデー(ボーカル)、スチュアート・マシューマン(サクソフォン/ギター)、アンドリュー・ヘイル(キーボード)、ポール・スペンサー・デンマン(ベース)のメンバー4人が深く関わっており、独自のハーフスピード・マスタリング(マスター音源を半分の速度で再生しながら、カッティングマシンを半分の速度16 2/3 RPMで回してカッティングを行う特殊な技術)により高い評価を得ているマスタリング・エンジニアのマイルス・ショーウェル、そして長年シャーデーの共同プロデューサーを務めているマイク・ピラと共に、アビーロード・スタジオにてじっくりと時間をかけて行われた。

ボックスセットのタイトル『This far』は、シャーデーのスタジオ作品がまだ完結しておらず、バンドが現在進行形である事を示唆している。シャーデーとエンジニアのマイルス・ショーウェルは、オリジナル音源に立ち戻り、まずはアビーロード・スタジオにてオリジナル・アナログ・スタジオテープからステレオ・マスターミックスへのハイレゾ・デジタルトランスファーの作業を実施。そして、マイルスが独自にリストアしたノイマン製のカッティングマシーン=VMS80を使用し、ハーフスピードでレコード盤計12面のラッカー盤へのカッティングを行った。綿密なハーフスピード・マスタリングのプロセスにより、シャーデーが意図したサウンドに忠実でありながら、極めてクリーンで細やかな音源が作りあげられた。マスタリングのプロセスにおいて余分なデジタル・リミッティングを一切行わない事により、6枚のアルバムはより明瞭で純粋な再現性を獲得し、オリジナル・ミックスのダイナミックレンジを今回初めてそのままの状態に保っている。6枚のアルバムのジャケットは、オリジナルに忠実な紙と印刷技術で細部までディテールを正確に再現。オリジナル盤の発売以来初めて完全に複製され、ザ・ローリング・ストーンズやケミカル・ブラザーズとの仕事で知られるデザイナー、トム・ヒングストンが率いるロンドンのトム・ヒングストン・スタジオがデザインを手がけた純白のボックスに収められる。

30年以上にわたる素晴らしいキャリアの中で、シャーデーの6枚のアルバムは世界中で6,000万枚以上を売り上げ、24回プラチナ認定されている。「ユア・ラヴ・イズ・キング」「スムース・オペレーター」「バイ・ユア・サイド」などのヒット曲を生み出し、アルバムは世界中でチャート1位をたびたび達成。グラミー賞、MTVビデオ・ミュージック・アワード、ブリット・アワードなどの各アワードも、幾度となく受賞してきた。最新スタジオ・アルバム「ソルジャー・オブ・ラヴ」は、2010年にリリースされた際、アメリカを含む15カ国で1位にランクインした。シャーデーはまた、世界中のミュージックシーンのあらゆるジャンルで高い評価を得ており、ビヨンセ、ドレイク、カニエ・ウェスト、ミッシー・エリオットから、クリスティーヌ・アンド・ザ・クイーンズ、デュア・リパ、FKAツイッグス、メイベル、テイラー・スウィフトら最新のアーティストにいたるまで、大きな影響を与え続けている。著名なヒップホップ・アーティストたちはシャーデーの作品をサンプリングし新しいクラブ・ミュージックのクラシックを作り、また時代に縛られない楽曲は、デフトーンズ、ドナ・サマー、フランク・オーシャン、ハービー・ハンコック、ジェイソン・ムラーズ、ローリン・ヒル、リアン・ライムス、プリンス、The 1975、トーリ・エイモスら多くのアーティストにカバーされてきた。

 

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掲載: 2020年09月04日 14:30