Hatebreed(ヘイトブリード)|ニュースクール・ハードコアの帝王の新作『Weight Of The False Self』
いわゆるニュースクール・ハードコアの顔とも言えるヘイトブリードは、94年(93年説もあり)にジェイミー・ジャスタ(Vo)とルー・リチャーズ(G)によって結成された。95年にはネグレクトとのスプリットEPを、96年に『Under the Knife』EPをリリース。97年には『Satisfaction Is the Death of Desire』でアルバム・デビューを果たす。01年にはオズフェストに参戦、さらにスレイヤーやエントゥームド、ナパーム・デスなどのエクストリーム・メタル・バンドとのツアーをこなすうちに、彼らの音楽性にもメタル的要素が増してくる。ヘイトブリードのスタイルが完成したと言えるのが、02年のセカンド・アルバムにしてメジャー・デビュー作となった『Perseverance』、及びその次の『The Rise of Brutality』である。メタル、ハードコアのどちらのオーディエンスも巻き込み、ニュー・メタルのムーヴメントとも呼応した彼らの人気は凄まじく、『The Rise of Brutality』収録の「Live For This」は、グラミー賞の最優秀メタル・パフォーマンス部門にノミネートされたほどだ。
そんな彼らの4年ぶりの新作、『ウェイト・オブ・フォース・セルフ』がリリースとなる。「今回は自分に鞭打ったよ。完璧だと思うまで、何度も曲も歌詞も書き直し続けた。自分自身をコンフォート・ゾーンから引きずり出したんだ」と、ジェイミーが語る通り、四半世紀に渡る活動を経ても、ヘイトブリードに一切の息切れは感じられない。マット・バーン(Dr)の「部屋でモッシュしてアパートを破壊するためのサウンドトラック」という表現がまさにピッタリ。冒頭から聴いていると血が滾り、暴れずにはいられないモッシュ・パートの嵐、ストロング・スタイル全開!メタルファンもハードコアファンも大興奮すること間違い無し。これで燃えなければ、もはや打つ手無しの全12曲。
国内盤CD(日本語解説書封入/歌詞対訳付)
輸入盤CD
輸入盤LP
輸入盤LP<White Vinyl>
【収録曲】
01. インスティンクティヴ (スローターラスト)
02. レット・ゼム・オール・ロット
03. セット・イット・ライト (スタート・ウィズ・ユアセルフ)
04. ウェイト・オブ・ザ・フォルス・セルフ
05. クリング・トゥ・ライフ
06. ア・ストローク・オブ・レッド
07. ディグ・ユア・ウェイ・アウト
08. ディス・アイ・アーンド
09. ウイングス・オブ・ヴァルチャー
10. ザ・ハード・ウィル・スキャター
11. フロム・ゴールド・トゥ・グレイ
12. インヴォーキング・ドミナンス
【メンバー】
ジェイミー・ジャスタ(ヴォーカル)
ウェイン・ロジナック(ギター)
クリス・ビーティー(ベース)
フランク・ノヴィネック(ギター)
マット・バーン(ドラムス)
タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)
掲載: 2020年10月16日 19:02