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マルティン・シュタットフェルトが全曲編曲!『ピアノ・ソングブック』

マルティン・シュタットフェルト

シュタットフェルトによる、独自で自由なアレンジによる各作曲家作品へのオマージュ

6歳からピアノを始め、9歳で初リサイタルを開催したマルティン・シュタットフェルト。2002年ライプツィヒで行われた国際J.S.バッハ・コンクールで、最年少およびドイツ人として初優勝して以降「バッハの名手」として活躍。2004年の「ゴルトベルク変奏曲」はドイツのクラシックCDアルバム・チャートのトップを飾るなど快進撃を続けています。近年はロマン派の作品演奏でも話題をさらっています。

2020年にリリースした「マイ・ベートーヴェン」では、ベートーヴェンの「英雄」「田園」といった交響曲のメロディと、彼自身がアレンジした小品や、草稿から作り上げた幻想曲を作曲し、収録していましたが、今回のニューアルバム『ピアノ・ソングブック』には、ヘンデル(司祭ザドク)、バッハ(有名なアリア)、モーツァルト(魔笛)、ベートーヴェン(田園&英雄)、ドヴォルザーク(ドゥムカ)、ヴィヴァルディ(ヴェネツィアのセレナータ)、シューマン、パーセルなどの作品に基づいた、21曲の自由なピアノ・アレンジを行い演奏しています。

彼のモチベーションは、ピアノのレパートリーの複雑な作品を、意図的に平易さとシンプルさへと移行することでした。選んだ作品は、彼の個人的な好みでもありますが、「私たちを感動させ、私たち全員が自分の感情の中で自分自身を再発見できるようにし、簡単にアクセスできるシンプルな音楽を提供したいと思っています」と、語っています。

彼の自由な編曲では、それぞれのオリジナル明確な特徴を抽出し、作品が厳密な意味での編曲ではなくなり、自由で主観的なものになるように描き出しています。
「私は独自のアイデアを重視し、そこから続きを作り上げていきます。そうすることによって、ポピュラーなものには含まれていないようなものを引き出すことができます。それは私の憶測ではなく、崇拝なのです」と言うように、彼はこれらの作品をオリジナルの作曲家への一種のオマージュであると考えています。

さらに、彼自身の作曲「10 Piano Songs」での小品集作品は、古典的な音楽形式に基づいていますが、短い作品は自然をモチーフにしています。
シュタットフェルドは、音楽を通して誰もが自分自身を振り返り、平和を見つける機会をもたらしてくれます。
(ソニーミュージック)

CD

【曲目】
マルティン・シュタットフェルト(作曲&編曲):
1. Hymn (ヘンデル:「司祭ザドク」HWV.258の主題による)
2. Never Alone (J.S.バッハ/シュテルツェル:「汝わがそばにあらば」BWV.508による)
3. Shepherd's Song (J.S.バッハ:「羊は安らかに草を食み」BWV.208による)
4. Nature Song (ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」Op.68による)
5. Organ Piece (J.S.バッハ:「トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV.564」のトッカータの主題による)
6. Study (シューマン:「詩人の恋」Op.48の「ばらに百合に鳩に太陽」による)
7. Organ Piece II (J.S.バッハ:「ソナタ第5番 BWV.529」の主題による)
8. Choral (シューマン:「詩人の恋」Op.48の「僕のあふれる涙から」による)
9. Siciliano (J.S.バッハ:「マタイ受難曲」BWV.244のアリア「憐れみ給え、わが神よ」による)
10. Hymn II (ヘンデル:「司祭ザドク」HWV.258の主題による)
11. New Song (J.S.バッハ:モテット「主に向かって新しき歌をうたえ」BWV.225による)
12. Folk Song (ドヴォルザーク:「ピアノ五重奏曲第2番」B.155の第2楽章:ドゥムカによる)
13. Passacaille (J.S.バッハ:「ミサ曲ロ短調」BWV.232の「クルツィフィクサス」による)
14. Night Song (シューベルト:「夜曲」D.672 による)
15. Aria (ヴィヴァルディ:歌劇「救われたアンドロメダ」のアリア「太陽はしばしば」(ヴェネツィアのセレナータ)による)
16. Bach meets Vivaldi(ヴィヴァルディ:歌劇「救われたアンドロメダ」のアリア「太陽はしばしば」(ヴェネツィアのセレナータ)による)
17. Canon (J.S.バッハ:「ヨハネ受難曲」BWV.245よりアリア「わたしは、喜びの足どりであなたに従い」による)
18. Lamento (パーセル:歌劇「ディドとエネアス」よりアリア「私が地に伏す時」による)
19. Folk Song II (ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」による)
20. Variation (モーツァルト:歌劇「魔笛」K.620の「神官の行進」による)
21-30. マルティン・シュタットフェルト:10 Piano Songs
21. No. 1 Lullaby
22. No. 2 Choral
23. No. 3 Old Song
24. No. 4 Passacaille
25. No. 5 Minuet
26. No. 6 Eichendorff Song
27. No. 7 Natural Loud
28. No. 8 Choral
29. No. 9 March
30. No. 10 Lullaby
31. Encore 2 (J.S.バッハ:「主よ、人の望みの喜びよ」による)

【演奏/編曲/作曲】
マルティン・シュタットフェルト(ピアノ)

【録音】
2020年8月17-19日、南西ドイツ放送、スタジオ・カイザースラウテルン

 

LP(2枚組)

[完全生産限定]
【曲目】
マルティン・シュタットフェルト(作曲&編曲):
[LP1]
A1. Hymn (ヘンデル:「司祭ザドク」HWV.258の主題による)
A2. Never Alone (J.S.バッハ/シュテルツェル:「汝わがそばにあらば」BWV.508による)
A3. Shepherd's Song (J.S.バッハ:「羊は安らかに草を食み」BWV.208による)
A4. Nature Song (ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」Op.68による)
A5. Organ Piece (J.S.バッハ:「トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV 564」のトッカータの主題による)
A6. Study (シューマン:「詩人の恋」Op.48の「ばらに百合に鳩に太陽」による)
A7. Organ Piece II (J.S.バッハ:「ソナタ第5番BWV.529」の主題による)
B1. Choral (シューマン:「詩人の恋」Op.48の「僕のあふれる涙から」による)
B2. Siciliano (J.S.バッハ:「マタイ受難曲」BWV.244のアリア「憐れみ給え、わが神よ」による)
B3. Hymn II (ヘンデル:「司祭ザドク」HWV.258の主題による)
B4. New Song (J.S.バッハ:モテット「主に向かって新しき歌をうたえ」BWV.225による)
B5. Folk Song (ドヴォルザーク:「ピアノ五重奏曲第2番」B.155の第2楽章:ドゥムカによる)
B6. Passacaille (J.S.バッハ:「ミサ曲ロ短調」BWV.232の「クルツィフィクサス」による)
B7. Night Song (シューベルト:「夜曲」D.672 による)
[LP2]
A1. Aria (ヴィヴァルディ:歌劇「救われたアンドロメダ」のアリア「太陽はしばしば」(ヴェネツィアのセレナータ)による)
A2. Bach meets Vivaldi(ヴィヴァルディ:歌劇「救われたアンドロメダ」のアリア「太陽はしばしば」(ヴェネツィアのセレナータ)による)
A3. Canon (J.S.バッハ:「ヨハネ受難曲」BWV.245よりアリア「わたしは、喜びの足どりであなたに従い」による)
A4. Lamento (パーセル:歌劇「ディドとエネアス」よりアリア「私が地に伏す時」による)
A5. Folk Song II (ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」による)
A6. Variation (モーツァルト:歌劇「魔笛」K.620の「神官の行進」による)
A7. Encore 2 (J.S.バッハ:「主よ、人の望みの喜びよ」による)
マルティン・シュタットフェルト:10 Piano Songs
B1. No. 1 Lullaby
B2. No. 2 Choral
B3. No. 3 Old Song
B4. No. 4 Passacaille,
B5. No. 5 Minuet
B6. No. 6 Eichendorff Song
B7. No. 7 Natural Loud
B8. No. 8 Choral
B9. No. 9 March
B10. No. 10 Lullabyあ

【演奏/編曲/作曲】
マルティン・シュタットフェルト(ピアノ)

【録音】
2020年8月17-19日、南西ドイツ放送、スタジオ・カイザースラウテルン

 

掲載: 2021年03月05日 15:00