Joni Mitchell(ジョニ・ミッチェル)|彼女の音楽的キャリアを俯瞰する壮大なプロジェクト”ジョニ・ミッチェル・アーカイヴ”の第2弾作品が登場
時代や地域を超えて多くの音楽リスナー、ミュージシャンから変わらぬ共感と尊敬を集めるシンガー・ソング・ライター、ジョニ・ミッチェル。数多のソングライターが愛し、憧れたアーティストである彼女のキャリアを俯瞰する壮大なプロジェクト、”ジョニ・ミッチェル・アーカイヴ・シリーズ”の第一弾作品として昨年リリースされた『JONI MITCHELL ARCHIVES VOL.1: THE EARLY YEARS (1963-1967)』に続き、はやくもシリーズ第二弾となる作品が今ここに届けられる!
1971年6月22日、ジョニ・ミッチェルは今や偉大なる歴史的傑作として知られるアルバム『BLUE』をリリースし、初期リプリーズ・レコード期を締めくくることとなった。このアルバムに収録されている感動的でコンフェッショナルな歌は、その後数十年にわたり音楽愛好家や批評家たちから祝福され、プリンスからテイラー・スウィフトに至るまで幅広いジャンルにアーティストに影響を与え続けている。今もなおこのマスターピースへの愛情と尊敬は世代を超えて大きく膨らみ続けているという事実は、昨年Rolling Stone誌が発表した「時代を超えた偉大なるアルバム500枚」の第三位に選ばれたことを見ても明らかだ。
この偉大なる名盤の誕生50周年を祝福すべく、ジョニ・ミッチェル・アーカイヴ・シリーズ第二弾作品となる『THE REPRISE ALBUMS (1968-1971)』がリリースされることとなった。ここには、1968年の『SONG TO A SEAGULL』、69年の『CLOUDS』、70年の『LADIES OF THE CANYON』、そして71年の『BLUE』という、彼女がリプリーズ・レコードにのこした4枚のアルバムの最新リマスター音源が収録されている。さらに特筆すべきは、ジョニ・ミッチェル本人とミキサーのマット・リーの手によって新たなミックスが施された音源を採用したファースト・アルバム『SONG TO A SEAGULL』だ。ジョニはこの新たなミックスに関して、こうコメントしている。
「このアルバムのオリジナル・ミックスはひどかった。まるでゼリー・ボウルの中でレコーディングしたみたいな音だったから、私がちゃんと修復したってわけ」
「River」や「Chelsea Morning」、「Both Sides, Now」、「Big Yellow Taxi」、「Woodstock」、そして「The Circle Game」といった重要な楽曲をはじめ、ジョニ・ミッチェルが最も才能に溢れたソングライターであることを証明することになった作品の数々が、この『THE REPRISE ALBUMS (1968-1971)』という作品としてひとつにまとめあげられているのだ。ゴールド・ディスクに認定されているセカンド・アルバム『CLOUDS』は、彼女にとって初のグラミー賞受賞作品となり、『LADIES OF THE CANYON』と『BLUE』はともにプラチナム・ディスクに認定、『BLUE』は1999年のグラミー賞において殿堂入りを果たしている。
『THE REPRISE ALBUMS (1968-1971)』のカヴァー・アートワークには、当時描かれていた未発表のセルフ・ポートレイトが使われている。また、このコレクションにはジョニ・ミッチェルに多大な影響を受けたグラミー賞受賞アーティスト、ブランディ・カーライルによるエッセイも掲載されている。そのエッセイの中で、彼女はこう記している。
「私にとって『BLUE』というアルバムは、今まで発表されてきた全てのアルバムの中でも最も偉大な作品です。『BLUE』という作品は私をより良いソングライターにしてはくれなかったけれど、より良い女性にしてくれた作品なのです。今現在どんな問題に直面していようとも、どんな時代でも私たちは乗り越えていける、そして喜びを感じることが出来ます。なぜなら、私たちはジョニ・ミッチェルとともに時代を生きているのですから」
輸入盤4CD
輸入盤4LP
■収録曲
【CD 1: SONG TO A SEAGULL (1968) - New Mix (Produced By Joni Mitchell, Mixed By Matt Lee)】
I Came to the City
01. I Had A King
02. Michael From Mountains
03. Night In The City
04. Marcie
05. Nathan La Franeer
Out of the City and Down the Seaside
06. Sisotowbell Lane
07. The Dawntreader
08. The Pirate Of Penance
09. Song To A Seagull
10. Cactus Tree
【CD 2: CLOUDS (1969)】
01. Tin Angel
02. Chelsea Morning
03. I Don’t Know Where I Stand
04. That Song About The Midway
05. Roses Blue
06. The Gallery
07. I Think I Understand
08. Songs To Aging Children Come
09. The Fiddle And The Drum
10. Both Sides, Now
【CD 3: LADIES OF THE CANYON (1970)】
01. Morning Morgantown
02. For Free
03. Conversation
04. Ladies Of The Canyon
05. Willy
06. The Arrangement
07. Rainy Night House
08. The Priest
09. Blue Boy
10. Big Yellow Taxi
11. Woodstock
12. The Circle Game
【CD 4: BLUE (1971)】
01. All I Want
02. My Old Man
03. Little Green
04. Carey
05. Blue
06. California
07. This Flight Tonight
08. River
09. A Case Of You
10. The Last Time I Saw Richard
タグ : ロック復刻&発掘 SSW シンガーソングライター
掲載: 2021年04月16日 18:17