1995年に発表された前代未聞の作品『アロエ その不思議なサウンド』が復活
1995年、なんとも斬新な音楽アルバムが発表されました。
それは脳波測定器をアロエに装着し、音楽に変換したなんとも不思議なアルバム。しいて言うならば演奏者は「アロエ」といえる前代未聞の作品の復活です。
本作はだれか特定の音楽家が譜面をもとに制作したCDではない。
強いて言うならば、「演奏者」はアロエ自身である。1995年当時、折からのブームもあって大きく注目されていたアロエの効能を、耳からも摂取してみようというコンセプトは、「植物の可聴化」という現代音楽畑での実践とも重なる、極めて実験的/野心的なものである。
しかし、そのサウンドは極めて清廉で、聞きやすく、ウォータリーなシンセサイザーの音色が寄せて返す様が実に心地よい…
柴崎祐二によるライナーノーツより
国内盤CD
【収録曲】
1. アロエの音楽(アロエ抽出音)
タグ : リイシュー
掲載: 2021年08月02日 18:42