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WEEKEND JAZZ ~週末ジャズ名盤探訪 Vol.157

タグ : WEEKEND JAZZ

掲載: 2021年12月10日 10:00

ドン・エリス『ドン・エリス・アット・モンタレー』(1967)

DEO

ドン・エリス・オーケストラ

1966年9月17日、18日、モンタレー・ジャズ・フェスティヴァルにてライヴ録音

曲目(オリジナルLPリリース時):
01.33 222 1 222
02.コンチェルト・フォー・トランペット
03.パッサカリア・アンド・フーガ
04.ニュー・ナイン

【アルバム紹介】
1.鬼才ドン・エリス率いる異能ジャズ・オーケストラ
2.驚異の変拍子ジャズ@モンタレー・ジャズ・フェスティヴァル
3.編成は管楽器13人、ピアノ&オルガン、ベーシスト3人、ドラムス2人、パーカッション

ウェストコースト・ジャズのアルバムとしてはかなり異色な一枚を今回はご紹介いたします。
ジャズ・トランペッターであり、コンポーザー、バンド・リーダーとしても活躍した鬼才ドン・エリス率いる異能ジャズ・オーケストラの名盤です。

毎年9月にアメリカ西海岸の街で行われてきたモンタレー・ジャズ・フェスティヴァルで、1966年に披露された驚異の変拍子ジャズのステージ・パフォーマンスを収録したライヴ作です。

1曲目のタイトルは一体何を意味するか、と思いきや、拍子を表しており、合計すると19拍子であることがわかります。この複雑なビートの上を、管楽器13人(トランペット5、サックス5、トロンボーン3)、ピアノ&オルガン、ベーシスト3人、ドラムス2人、パーカッションという編成で、躍動する圧巻の様相を伝えており、他もユニークで、10分超えの長尺の演奏を中心に収録しています。

【スタッフのつぶやき:この1曲を必ず聴いて下さい】
19拍子の演奏“33 222 1 222”。

先述の通り、この曲名の数字をすべて合計すると19になります。それがこの曲の拍子になっており、それを異色の編成のオーケストラが、ビートのカオスの中で、見事なスイングで展開する様は、ダイナミックで、いわば誰が聴いても“カッコイイ演奏”になっています。
このライヴ会場にいたオーディエンスも相当この演奏を聴いてぶっ飛んだと思いますが、これも60年代後半に差し掛かった時代のせいでしょうか、こういったパフォーマンスは熱狂的なまでの喝采で迎えられています。
ドン・エリスという人は70年代になると、映画音楽で『フレンチ・コネクション』なども手掛けていますが、音楽的にあまりに進んでいたこともあり、少々マニアックなファンに支持された存在でした。
余談ですが、個人的には映画『スター・ウォーズ』(エピソード4)公開時に、ドン・エリス&ザ・サヴァイヴァル名義でリリースされた“スター・ウォーズのメインテーマ”はこの曲のジャズ・ロック/ディスコ・バージョンとしてよく聴いた記憶があります。それは当時のヒット指向も含んだ軽快なダンス・ビート寄りのアレンジで、変拍子の演奏、ではありませんでしたが。
なお、ドン・エリスは不整脈が原因で1978年12月に44歳の若さで早逝しています。

国内盤CD