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Grave(グレイヴ)、Asphyx(アスフィックス)、Midnight(ミッドナイト)、Batushka(バトゥシュカ)|アルバム4タイトルが〈DIW on METAL〉レーベルから国内盤で登場

スウェディッシュ・デス・メタルの重鎮グレイヴ、オランダ出身のデス・メタル・バンド=アスフィックス、謎に包まれたワンマン覆面メタル・ユニット=ミッドナイト、ヨーロッパ~東欧のブラック・メタルの伝統に則りながら、暗黒/神秘さを追及するバトゥシュカの4作品が国内盤化!


Grave

スウェディッシュ・デス・メタルの重鎮GRAVEはいくつかの前進バンドを経て1986年に結成、当初はCORPSEと名乗っていた。始動数年間で数多くのデモ音源を発表することで、1991年の正式デビュー前に既にその名を知らしめていた。北欧デス・メタルの礎を築いたバンドのひとつであり、初期2作の評価はとりわけ高い。後にインダストリアル的なテイストも含む路線に進んだり活動停止期間を挟むが、2000年代初頭に復活以降は初期のスタイルに戻り、現在まで威厳をもって活動を続けている。


INTO THE GRAVE / イントゥザグレイヴ

本作は1991年発売のファースト・アルバム。プリミティヴな低音強調サウンドで放たれるドゥーミーなリフとグルーヴィなリズム、全編を貫くグロウル・ヴォーカルの存在感は、デス・メタルに於けるひとつのスタイルを産み出したといえる。昨今のオールド・スクール・デス・メタルのリバイバルにも共鳴する名作。今回は初期EPやデモ音源をボーナス・トラックとして追加。


Asphyx

オランダ出身のデス・メタル・バンドASPHYXは1987年結成。数作のデモ音源をリリースした後にPESTILENCEを脱退したMartin Van Drunenが加入することで活動ペースと注目度が一気に上がった。91年にアルバム・デビューを果たすとENTOMBED、BOLT THROWER、BENEDICTION等とツアーを重ねることで、ヨーロッパ全域にその名を広めていく。数多くのメンバー・チェンジと活動停止/解散~再結成を繰り返し、NAPALM DEATHと同様にオリジナル・メンバーは残っていないが、現在も活動中。2021年初頭には最新作をリリースした。


RACK / ラック

本作は1991年発売のファースト・アルバム。Martin Van Drunen加入前の1990年に別の作品をレコーディング済だったがリリースせず(後に発掘再発)、これが正式なデビュー作として認識されている。王道デス・メタルを思わせるヴォーカルのインパクトが大きいが、抒情性も覗かせるリフや曲展開とメロディックさはよりスラッシュ・メタルに近いものがある。今回は再ミックスとリマスターを施し、ボーナス・トラックとしてライヴ音源を大量追加した拡張盤として再発。


Midnight

MIDNIGHTとはオハイオ州クリーヴランドを拠点とする謎に包まれたワンマン・メタル・ユニット。Athenarなる覆面装着の人物が2000年台初頭に立ち上げたもので、ライヴではゲスト・ミュージシャンを迎えることがあるものの、レコーディングではヴォーカル/ギター/ベース/ドラム等全てのパートを独力で手掛けている。元々は数作のEPやスプリット作のみを制作するだけのプロジェクトとして考えていたようだが、アンダーグラウンドの数々の名レーベルからのリリースを続けていくにつれ創作意欲が止まらなくなったという。驚異的なペースで夥しい数の作品を発表することで知られる。


REBIRTH BY BLASPHEMY / リバース・バイ・ブラスフェミー

本作は2020年リリース、スタジオ・アルバムとしては現在のところの最新作。スピード・メタル/ブラック・メタル的エッセンスを取り込みながら、サウンドの基本となるのは80年代のメタルであり、地獄や悪魔といった当時の背徳感をまとったもの。それを現代的なプロダクションと演奏で今に持ち込んでいる。ジョーク的な側面でメディア等から語られることもあるが、本人は己が信じ愛するメタルを追及しているまでであり、Metal Bladeという大手のリリース環境に変わっても理念にブレが無いことを証明した。


Batushka

BATUSHKAはポーランド出身のブラック・メタル・バンド。当初は匿名性が高く情報も少なかったため「ロシア出身らしい」「有名バンドのメンバーがいるとの噂がある」といったトピックでも知られた。2015年発表のデビュー作『Litourgiya』はそれまでのヨーロッパ~東欧のブラック・メタルの伝統に則りながら、暗黒振りと神秘性が高次元で同居した音楽性と楽曲で高く評価され、BEHEMOTHとのツアーやWackenフェス参加、北米ツアーも実現させるなど一気に活動の場を広げていった。ところが2018年にバンド内部で分裂騒動が勃発、名前の使用権を巡って訴訟も起きており、現在は2つのBATUSHKAが存在する混沌とした状況だ。


HOSPODI / オシュポディ

本作は分裂後にヴォーカリストが活動している方のBATUSHKAによるアルバム。元々のBATUSHKAがデビュー作で提示した宗教的な雰囲気を持つブラック・メタルはある程度踏襲されているが、トレモロ・リフよりもポスト・メタルに寄せたアトモスフェリックなギター・サウンドが前面に出ているのが特徴。元VADERのPaweł Jaroszewiczによるグルーヴィで厚みのあるドラムとの相性も良く、違ったタイプのブラック・メタルを聴かせている。


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