Anvil(アンヴィル)|映画『夢を諦めきれない男たち』でもお馴染み、カナダのヘヴィ・メタル・バンドが19枚目となるニュー・アルバム『インパクト・イズ・イミネント』をリリース
カナダのヘヴィメタル・バンド、アンヴィル。40年以上のキャリアを誇る彼らは、実に色々な顔を持つバンドだ。81年に『HardʻnʼHeavy』でアルバム・デビュー。続く『Metal on Metal』(82年)、『Forged in Fire』(83年)は、スラッシュ前夜のメタル・クラシックとして、現在も多くのファンを魅了している。「Hard Lovin' Man」、「Speed King」や「Highway Star」といったディープ・パープルのスピード・ナンバーを独自に解釈したという彼らの初期の楽曲群は、スピード・メタルの元祖としてスラッシュ・メタルの誕生に一役買っているのだ。また、バイブを使ってギターをプレイするなど、ステージでもファンを楽しませることを忘れなかった彼ら。84年11月に開催された『スーパーロック'84』で来日した際には、ホワイトスネイク、MSG、スコーピオンズ、ボン・ジョヴィらと共演。ここ日本でも大きな話題となった。
2009年、そんなアンヴィルが2度目のブレイクを果たす。『アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち』という彼らのドキュメンタリー映画が、ヘヴィ・メタルの枠を超え大ヒットしたのだ。通常のロック・ドキュメンタリーとは真逆を行く、悲しい現実を堂々とさらけ出したこの作品の生々しさは、世界中の人々を魅了したのである。
そんな彼らがニュー・アルバム『インパクト・イズ・イミネント』をリリースする。前作の『リーガル・アット・ラスト』から2年ぶり、19枚目となるこの作品。 そのサウンドがいつものアンヴィルであることについては言及するまでもない。パンデミックですべてのツアーがキャンセルになる中、いつも以上にじっくり腰を据えて制作された本作について、フロントマンであるリップス(G、Vo)は「すべてがピタリとハマっていて、リズム、メロディの細かい点にいたるまで完全なる一枚岩と言える作品」と大きな自信を覗かせる。元祖スピード・メタル・バンドの面目躍如の速い曲からヘヴィなもの、そしてグルーヴィなもの、といつものアンヴィル節をいつも通りアドレナリン全開で聴かせる。まさにハード・アンド・ヘヴィ。これぞアンヴィル、これぞヘヴィメタルだ!
【メンバー】
リップス(ギター/ヴォーカル)
クライスト (ベース)
ロブ・レイナー (ドラムス)
【日本語解説書封入/歌詞対訳付き】
国内盤CD
■CD収録予定曲
01. テイク・ア・レッスン
02. ゴースト・シャドウ
03. アナザー・ガン・ファイト
04. ファイア・レイン
05. ティーバッグ
06. ドント・ルック・バック
07. サムワン・トゥ・ヘイト
08. バッド・サイド・オブ・タウン
09. ウィザーズ・ワンド
10. ロックダウン
11. エクスプローシヴ・エナジー
12. ザ・ラビット・ホール
13. ショックウェイヴ
《ボーナストラック》
14. ゴメス
タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)
掲載: 2022年05月02日 15:26