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椎名林檎『無罪モラトリアム』|【日本のロック名盤】90年代

彗星の如く現れた邦ロック界の女王!名盤中の名盤のデビュー作。


1998年というJ-POPミレニアム期に突如現れた自由奔放さと緻密さを兼ねそろえた規格外の存在、「椎名林檎」。時代の到来をセンセーショナルに決定づけたファーストアルバムにして名盤中の名盤。
USやUKなどの洋楽ロックはもちろん邦楽も新旧問わず幅広く聴き、クラシックやジャズなどもルーツにある彼女は、自ら「歌舞伎町系」と名乗り、その刺々しくも温もりを併せ持つ歌声・文学的かつエロティックとも取れる歌詞に亀田誠治氏の尽力に因るバンド・サウンドで、当時音楽シーンに絶大なインパクトを与えた。パンク・オルタナ・ジャズ・昭和歌謡など彼女自身が持つ豊かな音楽的バックグラウンドを圧倒的なまでに自身の音楽へと昇華した楽曲達は今聴いても新鮮!その後のシーンに与えた影響は計り知れない、日本のロックを語るうえで外せない。収録曲はほぼ10代の時に制作され、多くの著名人にも人気な“丸の内サディスティック”は今もライブの定番になっていている。

タグ : 日本のロック名盤 90年代

掲載: 2022年10月27日 10:00