特集:80年代にデビューした日本の男性シンガー・ソングライター
70年代のフォークブームを経て、ロックなど多種の音楽要素を飲み込んだニューミュージックがメインストリームに躍り出た80年代。いわゆるシティ・ポップと括られるAOR的なアプローチのポップスを展開するアーティストや、英米のロックを翻案したサウンドに等身大のメッセージを乗せて歌い上げるアーティストなどがシーンを盛り上げ、来るべき90年代のJ-POPブームを基礎を作り上げた。
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檀雄二『Weekend』
東京都出身、1952年生まれのシンガー・ソングライター、檀雄二が1981年に徳間ジャパンより発表したデビュー・シングルが再発売。タイトル曲「Weekend」は、三保敬太郎がアレンジを手掛けた極上シティポップ/ライトメロウ楽曲。
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五十嵐浩晃『愛は風まかせ』
デビューアルバムにしてCITY POPの名盤。彼独特のメロディー・ラインとエモーショナルなボーカルがみごとにマッチした1枚。1980年5月21日発売のデビューシングル「愛は風まかせ」など全10曲を収録。
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伊藤敏博『サヨナラ模様』
1980年に日本コロムビアよりシングル「親不知情景」でデビューしたのち、1981年にフィリップス・レコードより「サヨナラ模様」にて再デビューした伊藤敏博が1981年12月5日にリリースしたファーストアルバム。シングル「サヨナラ模様」は1981年のヤマハポピュラーソングコンテストでグランプリを獲得し、70万枚を売り上げる大ヒットとなった。
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佐藤隆『佐藤隆 ツイン・ベスト』
1980年4月1日、日本コロムビアよりのシングル「北京で朝食を」でデビューしたシンガー・ソングライターのベストアルバム。1984年5月19日にリリースし自身の最大のヒットとなった「マイ・クラシック -In Your Action-」、髙橋真梨子に楽曲提供した「桃色吐息」のセルフカヴァーなど全30曲を2枚組で収録。
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佐野元春『BACK TO THE STREET』
記念すべきデビュー・アルバム。80年代の日本のロックはここから始まった。ロック・ビートと都会に生活する若者の感情を描いた歌詞を見事に融合させ、これまでにない斬新な作品スタイルで音楽シーンの過渡期に颯爽と登場。その音楽性の高さと共に〝全く新しいロックンローラーの誕生″と評され、マーケットを震撼させた。そして当時の若者への深い共感と理解にあふれた作品の数々は、瞬く間に彼らの心を揺り動かした。「アンジェリーナ」「情けない週末」ほか全10曲収録。オリジナル発売日:1980年4月21日。
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鈴木雄大『YUDAI』
安部恭弘、稲垣潤一らと並ぶシティポップス系シンガーソング・ライター、鈴木雄大。あの都倉俊一に師事し、後にプロデューサーとしても活躍した氏が1983年に発表したセカンドアルバム。M7“レイニー・サマー”は、某タイヤメーカーのCM曲に使用されヒットした名曲。都倉俊一が作曲・編曲を手掛けており、氏のむせび泣くギター・ソロも聴きどころの一曲。また3連譜のロッカ・バラードM4“TOUCH”や和AORとしても聴けるM6“MIDNIGHT CALLING”あたりもオススメ。
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村下孝蔵『ゴールデン☆ベスト 村下孝蔵 ベスト・セレクト・ソングズ』
言葉が響く伸びやかなヴォーカルと叙情味溢れる作品で、哀愁と浪漫の世界を歌い続けた村下孝蔵。彼の歌には純粋だが儚く壊れやすい美しさがあり、だからこそ、いつまでも決して色褪せることなく、1999年の急逝後も多くの人に愛され続けている。本作品は、村下孝蔵の音楽の世界を最も解りやすくまとめた、いわば「村下孝蔵ガイド」的なプロダクツ。「初恋」「踊り子」といった大ヒット曲をはじめいずれも名曲ばかりを選りすぐった全18曲。ブックレットには、村下孝蔵のプロデューサー須藤晃氏による音楽ガイドと曲解説を掲載、村下孝蔵のベストガイドCDとして必携の1枚となっている。
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角松敏生『SEA BREEZE』
AORやブラック・コンテンポラリーを消化した都会的なサウンドでシティポップムーブメントの立役者となった角松敏生が1981年6月21日に発表した記念すべきファースト・アルバム。村上ポンタ秀一、後藤次利、斎藤ノブ、鈴木茂らがバッキングを担当。
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ケン田村『Light Ace +3<タワーレコード限定>』
日系三世のシンガーソングライター、ケン田村が1981年に発表したL.A.録音の1stアルバム。マイク・ベアード(ds)らも参加し、西海岸の空気感を醸しだした、和製AORの隠れた名盤。ボーナストラックとしてアルバム未収録の3曲「ムーンライト・マジック」(11)、筒美京平が編曲した「わすれておしまい(シングル・ヴァージョン)」(12)、「L.A Lights」(13)を追加収録。
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堀江淳『GOLDEN☆BEST/堀江淳 Singles』
1981年の大ヒット曲『メモリーグラス』で一世を風靡した堀江 淳。そのソニーおよびビクター在籍時にリリースされたすべてのシングル曲(カップリング曲を含む)を集めたコンプリート・シングル集が、ゴールデン☆ベストシリーズからリリース!今さらながら、彼の個性的な声と高い楽曲制作能力に感動すること、間違いなし。じっくりと聴きたいベストアルバムです。
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安部恭弘『Hold Me Tight +1』
メロウでロマンティックな都会派AORサウンドで人気を博した80年代シティ・ポップの雄、安部恭弘が1983年3月に発表したデビュー・アルバム。「We Got It!」「CAFE FLAMINGO」を含む全10曲に、メジャーデビューのきっかけとなった、本人制作の未発表デモ音源1曲を追加収録。
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村田和人『また明日 (+5)』
デビュー・シングル「電話しても」(1982年4月発売)収録の1stアルバム。アマチュア・バンド(アーモンドロッカ)時代から演奏していた楽曲を中心に収録。美しいメロディーやハーモニー、明るくさわやかで瑞々しいサウンドがそのまま村田和人の人柄を彷彿とさせるまさに原点作。アレンジャーとして山下達郎、鈴木茂、井上鑑、作詞で竹内まりや、安藤芳彦、新井正春らによる楽曲を収録。参加ミュージシャンは山下達郎をはじめ、青山純、伊藤広規、中西康晴、島村英二、難波弘之、松任谷正隆、野口明彦、浜口茂外也、発足したばかりのアルファ・ムーンのレーベルメイトである浜田金吾や松下誠ら錚錚たるメンバーが集結。ボーナストラックとして2006年再発時に収録されたデモバージョン6曲を追加収録。
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大江千里『WAKU WAKU』
1983年5月21日、EPICソニーよりリリースした記念すべきファースト・アルバム。プロデュースは、大村憲司が担当。本アルバムと同時発売となったファースト・シングル「ワラビーぬぎすてて」、のちにセカンド・シングルとしてリカットされる「ガールフレンド」など全10曲を収録。
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大沢誉志幸『まずいリズムでベルが鳴る』
大沢誉志幸が1983年にリリースしたデビュー・アルバムを『Blu-specCD2』で再発。ロックテイスト、ダンサブルというよりは、メロウなR&Bテイストが色濃く出ている作品。 (C)RS
「彼女には判らない(Why Don't You Know) 」「e-Escape」など全10曲を収録。
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尾崎豊『十七歳の地図』
尾崎豊のオリジナル・アルバムがBlu-spec CD2で再発売。本作は、1983年12月にリリースされたファースト・アルバム。シングル「15の夜」「十七歳の地図」「はじまりさえ歌えない」、名曲「I LOVE YOU」他を収録。 (C)RS
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小山卓治『Well -Songs of 35 Years-』
代表曲「FILM GIRL」「傷だらけの天使」「Passing Bell-帰郷」などの他、「いつか河を超えて」「YELLOW W.A.S.P.」「南十字星(未発表曲・当時)」など全28曲を収録した初のオールタイムベスト。未発表曲「南十字星」も収録。
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伊豆田洋之『ゴールデン☆ベスト 伊豆田洋之 ~夢のふるさと~』
1984年7月21日にディスコメイトレコードよりメジャーデビューした伊豆田洋之が1985年から93年まで所属したEPICソニーに残した音源をCD2枚に収めたベスト盤。日本のポール・マッカートニーと称されるその歌声は、今こそ聴く人々を癒してくれる。多くのアーティストに楽曲を提供する一方、現在でも精力的にライブ活動を続けている。JRAキャンペーンソング「夢のふるさと」やNHKドラマ新銀河「トーキョー国盗り物語」主題歌「笑顔ひとつぶん」など数々のタイアップ曲を収録。
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松尾清憲『SIDE EFFECTS』
1980年、鈴木慶一プロデュースのもと、バンド「CINEMA」のメンバーとして『グッバイハートブレイク』でデビュー、1984年にはシングル「愛しのロージー」でソロデビューをした松尾清憲が1985年にリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは白井良明。「愛しのロージー」のほか、「5月のsuicide」など全10曲を収録。
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岡村靖幸『yellow』
1986年12月1日にシングル『Out of Blue』でデビューした岡村靖幸がその翌年、1987年3月21日に発表したデビュー・アルバム。デビュー・シングル「Out of Blue」、セカンド・シングル「Check Out Love」 のほか、サード・シングルとしてリカットされる「Young oh! oh!」など全9曲を収録。
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楠瀬誠志郎『GOLDEN☆BEST/楠瀬誠志郎』
1986年4月21日にシングル『宝島』でデビューした楠瀬誠志郎の2枚組コンプリート・ベスト。ドラマ『ADブギ』主題歌として使用され70万枚の大ヒットを記録した代表曲「ほっとけないよ」のアルバムヴァージョン、のちに郷ひろみによるカヴァーシングルがリリースされる「僕がどんなに君を好きか、君は知らない」など全35曲を収録。
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久保田利伸『シェイク・イット・パラダイス』
1986年6月21日にシングル『失意のダウンタウン』でデビューを果たした久保田利伸が同1986年の9月10日に発表したファースト・アルバム。ファーストシングル「失意のダウンタウン」(シングルとはアレンジ違いで収録)のほか、「流星のサドル」「Missing 」などの人気曲を収録。
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SION『ゴールデン☆ベスト シオン』
1986年6月21日にシングル『俺の声』とアルバム『SION』でデビューした孤高のシンガー・ソングライターSIONのBAIDIS在籍時の軌跡を網羅した全32曲を収録したCD2枚組ベストアルバム。メジャー・デビュー曲「俺の声」、彼を敬愛する福山雅治によるカヴァーでも知られる「SORRY BABY」などを収録。
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徳永英明『ALL TIME BEST Presence』
1986年1月21日にシングル『レイニー ブルー』とアルバム『Girl』でデビューした徳永英明のオールタイム・ベスト・アルバム。デビューシングル曲「レイニー ブルー」、フジカラーCMソング「輝きながら…」、松下電器エアコンCMソング「風のエオリア」、アニメ『ドラゴンクエスト』初代エンディングテーマ「夢を信じて」、ドラマ『都会の森』主題歌「壊れかけのRadio」など全44曲をCD3枚に収録。
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KAN『テレビの中に』
1987年4月25日、デビューシングル『テレビの中に』と同時発売されたファーストアルバム。KAN自らが作詞も手掛けたデビューシングル曲「テレビの中に」、高校の同級生であった長島理生の作詞によるデビューシングルのカップリング曲「セルロイドシティも日が暮れて」、川村真澄が作詞を手掛けたバラード「MEMORIES OF FUTURE」など全10曲を収録。
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崎谷健次郎『プラチナムベスト 崎谷健次郎 メロウ・グルーヴ・コレクション』
VIZIONでの活動を経て1985年には作曲家としてデビューした崎谷健次郎は、1987年3月21日にシングル『思いがけないSITUATION』でデビュー。本作は「メロウグル―ヴコレクション」というコンセプトで「夏」「海」「ドライブ」といったシチュエーションにぴったりの楽曲を主に選曲、アナログマスターからのリマスターを全曲で実施したベストアルバム。デビュー曲「「思いがけないSITUATION」」、1987年10月21日発売のサードシングル曲「もう一度夜を止めて」、1994年5月20日発売の通算16枚目のシングル「ROOMS」など全16曲を収録。
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高野寛『hullo hulloa』
大学在学中の1986年に高橋幸宏、鈴木慶一主催の「究極のバンド」オーディションに合格したことがきっかけで、1988年10月7日にシングル『See You Again』でデビューを果たした高野寛が1988年10月26日にリリースしたファーストアルバム。プロデュースは高橋幸宏で、ゲストミュージシャンとして大村憲司(g)、小林武史(key)らが参加している。
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掲載: 2023年12月26日 17:53