4月26日公開:全国のタワレコ音楽大好きマスターによるセレクト・アイテム〈マスターズチョイス〉
2024年4月26日公開
英語⇔日本語を行き来する未知なる聴き心地…
Mei Semones『カブトムシ』
これがブルックリン式J-POP?!NYで注目を集める日系アーティストが日本上陸!ボサノヴァも香る②や、ギターが心地良いインディーポップ④など、バークリー仕込みの確かな技術と素養を感じさせつつも、どこかあどけなく愛くるしいサウンドに可能性しか感じない。John Coltraneを愛し、青葉市子やLampをフェイヴァリットに挙げるセンスも素晴らしい!!(常谷)
渋谷店:常谷 卓
- 趣味
- adidas、Cazal
- 好きなジャンル
- HIPHOP、ネタもの
- 私を構成する3枚
- The Roots『Do You Want More ?!!!??!』
- Group Home『Livin' Proof』
- V.A.『Connect vol.1』
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御年84歳のロッカーが女友達と繰り広げるデュエット集
Dion (Dion DiMucci)『Girl Friends』
50年代にディオン&ベルモンツでデビューし、今年でなんと御年84歳のディオンが女性シンガーたちとのデュエット集をリリース。スー・フォーリー、スーザン・テデスキ、ロリー・ブロックなど13人と共演。全体的にブルージーな楽曲が多いが、決して枯れることなく、いまだにストリートの匂いをビンビンに感じさせるカッコよさ。(中上)
新宿店:中上 雅夫
- 趣味
- 読書
- 好きなジャンル
- ROCK
- 私を構成する3枚
- The Scruffs『Wanna meet The Scruffs?』
- Plimsouls『One Night In America』
- Tommy Hoehn『Spacebreak』
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偉大なサックス奏者が求める新たな音楽表現
Shabaka Hutchings『美の恵み』
新世代UKジャズシーンの中心人物であるサックス奏者=シャバカ・ハッチングスが、2022年に発表したEP『Afrikan Culture』からの流れを踏襲した意欲作をリリース。一部で使用はあるものの、これまで自身が一緒にキャリアを築いてきたサックスではなく、フルートや尺八といった他楽器をメインとすることは、アーティストにとってどれほどの決断なのだろうか。ただそんな心配は他所に、本人の求道精神を体現した瞑想効果ある作品に。内省的なサウンドは得てして難解になりがちだが、本作では尺八という日本人の琴線に触れる音色がその壁を取り払ってくれているように思う。尺八と言葉にならない歌声が絡むミステリアスな③、曲中様々に表情を変遷していくフローティング・ポインツ、ララージとの共作⑦、フルートとピアノの悲しく美しい旋律が胸に染みる⑤あたりが個人的にオススメ。(加藤)
広島店:加藤 信喜
- 趣味
- 散歩/スパイスカレー/島巡り
- 好きなジャンル
- J-POP、ROCK/POP、ピアノ曲
- 私を構成する3枚
- Chilly Gonzales『Ivory Tower』『Ivory Tower』
- ルネ・ラルー『ファンタスティック・プラネット』
- Gus Dapperton『Where Polly People Go to Read』
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70年代後期ソウル・ミュージックを現在に繋ぐ
Jose James『1978』
現代ジャズをリードするヴォーカリスト、その優しくメロウな作品がソウル・ファンからも絶大な支持を受けるホセ・ジェイムズの4年ぶりの新作。ジャズという枠を超え、よりポップな方向性を見せた前作の流れは継続。本人曰く、マーヴィン・ゲイ、クインシー・ジョーンズ、マイケル・ジャクソンへのトリビュートとなっているという内容は70年代後期のソウル・ミュージックと現代に繋げる深みある重要な作品となっている。(寺本)
神戸店:寺本 将巳
- 趣味
- 釣り/植物
- 好きなジャンル
- 60's~70's/HIPHOP/INDIES
- 私を構成する3枚
- The Kinks『Muswell Hillbillies』
- Smif-N-Wessun『Dah Shinin'』
- Galaxie 500『Today』
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西海岸らしい風も感じるサイケ・チカーノソウル 6年ぶりの新作。
Brainstory『サウンズ・グッド [CD+スペシャルZINE]』
名門 ビッグ・クラウン よりリリース。サイケなチカーノソウル という言葉でも表しきれないほどに、彼らの音楽的素養の多様さを示す曲ごとに代わる世界観と、LAという土地だからこその風通しの良さ、サイケになりすぎなさ がとても素敵な一枚。(ジャケットの シュールだけど怖くはない 感じがまさに彼らを表している気がします。) 付属する ZINE はインタビュー・解説・来日時の写真など16Pの充実の内容で必読です。(松本)
横浜ビブレ店:松本 創太
- 趣味
- 喫茶店、睡眠
- 好きなジャンル
- CITY POP,AOR,ROCK,POPS…
- 私を構成する3枚
- サザンオールスターズ『Young Love』
- James Taylor『One Man Dog』
- Laura Allan『Laura Allan』
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現行ルーツ・ギタリスト最高峰の6年振りソロ10TH
Mark Knopfler『One Deep River』
アーシーでミッドな傑作です。77年に“ダイアー・ストレイツ”を結成した最高峰ギタリストのマーク・ノップラー。96年のソロ・デビュー以降も精力的な活動を続け、ボブ・ディラン、スティーリー・ダン、ヴァン・モリソン作品への参加、映画音楽や敬愛するチェット・アトキンスとの共演盤など自身の興味と敬愛を体現している重鎮の2024年作。(黒田)
梅田NU茶屋町店:黒田 朋規
- 趣味
- 興味と美味の探索
- 好きなジャンル
- 全般
- 私を構成する3枚
- ジミ・ヘンドリックス『BBC』
- グレン・グールド『ゴールドベルク変奏曲』
- エレファントカシマシ『生活』
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ブラジルのSSWが奏でる色鮮やかな夢の続き
Bruno Berle『NO REINO DOS AFETOS 2』
タイトルからも分かる通り、1stアルバムの続編的な内容となっており、良い意味で変わらない音楽性に思わずニッコリ(髭モジャ顔面ドアップなジャケットも、打って変わってラブリーに!)。今作もアコースティックとエレクトロニカが優しく混ざり合い、何とも心地良い・・・アルバム全体が約30分とコンパクトに纏まっているので、永遠とリピートしてしまいます。(山本)
久留米店:山本 祐介
- 趣味
- 読書、写真、スイーツ
- 好きなジャンル
- POPS、SOUL、JAZZ、FUNK
- 私を構成する3枚
- Stevie Wonder『Music Of My Mind』
- Donny Hathaway『Live』
- John Mayer『Continuum』
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通算12枚目のオリジナルアルバム。彼らの代表作がここに誕生!!
Pearl Jam『ダーク・マター』
刺激的なドラムのリフにヘヴィに絡みつくベースから生まれるグルーヴ感は圧巻の一言。そこに鋭く切り裂くギターの存在も圧倒的でバンドとしての魅力を存分に堪能できる作品!!言わずもがなエディ・ヴェダーのパワフルなヴォーカルは健在!!パワフルさだけでなくバラード楽曲の聴くものの感情に訴えかける歌声は別格の存在感を放っている。プロデュースはローリング・ストーンズ、オジー・オズボーン、イギー・ポップなどのアーティストを手がけてきたアンドリュー・ワットが担当。(小室)
イオンレイクタウン店:小室 雅哉
- 趣味
- 温泉、車、食、テレビ
- 好きなジャンル
- 90年代~00年代音楽
- 私を構成する3枚
- スーパーカー『HIGHVISION』
- フィッシュマンズ『宇宙 日本 世田谷』
- レディオヘッド『The Bends』
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ミニマルドリーミーシティポップバンド、えんぷてい。
えんぷてい『TIME』
優しくてのびのびとしたバンドサウンドが心地よい。バンド名の由来が“空洞です”とはっぴいえんどからきているだけあるサイケデリックで上質な音楽を奏でる温故知新的バンドのセカンドアルバム。直販CDと配信で聴ける『chorus-EP』(2022年発売)もサイコーなのでセットで聴いてください。(油座)
郡山店:油座 友里恵
- 趣味
- 川、寺、本、食
- 好きなジャンル
- バンド、歌
- 私を構成する3枚
- スピッツ『ハチミツ』
- バーバラ・ボニー『ヴォルフ&R.シュトラウス:歌曲集』
- ヒグチアイ『最悪最愛』
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ジム・オルークのレーベルから電子音楽・即興・アンビエントな重要作!
Rafael Toral『Spectral Evolution』
ポルトガルの実験音楽家、ギタリストでありアンビエント名作「Sound Mind Sound Body」で知られるラファエル・トラルのニューアルバム!ジャズをベースにしたコードに電子音楽を融合させたサウンドはギターサウンドへの回帰もあってかドローンでありながら、普遍的な音楽としての温かみが感じられる唯一無二のもの。レコードのふくよかな音像でぜひご堪能あれ。(小山)
オンラインMD企画・運営部:小山 健
- 趣味
- レコード収集、モダン建築巡り
- 好きなジャンル
- 60年代よりのレア・グルーヴ
- 私を構成する3枚
- James Brown『Gettin' Down To It』
- Salami Rose Joe Louis『ズラティー・ソース・ネフュー』
- 坂本龍一『オネアミスの翼』
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70's米英ロックのヴィンテージ感をモダンなセンスで鳴らした快作!
Sam Evian『Plunge』
ビッグ・シーフやジョアンナ・サミュエルズなどの作品でエンジニアを務めたことでも知られる、ニューヨークを拠点として活動するSSW。着実にキャリアを重ね本作で4作目となりますが、70'sロックの暖かみあるサウンドとソフトな歌唱による①、エイドリアン・レンカーが参加した④やアーシーなサザンロック⑦など、ノスタルジックでありながら新鮮なサウンドが全編に渡って展開。裏方出身だけあって、ヴィンテージ楽器の使用も適材適所。The Lemon Twigs、Whitney好きは是非チェックを!(廣川)
商品本部 商品統括部:廣川 奏
- 趣味
- 料理/ラジオ/読書/動物園・水族館巡り
- 好きなジャンル
- INDIE ROCK/ACID FOLK/AMBIENT
- 私を構成する3枚
- The High Llamas『Hawaii』
- Vincent Gallo『When』
- SAKEROCK『ホニャララ』
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タグ : マスターズチョイス
掲載: 2024年04月26日 12:00