誰よりも日本を愛し、日本に愛されたバンドMR. BIG特集
メロイックサイン🤘をすると11に見える、ということで毎月11日は“ハードロック・ヘヴィメタルの日”!
今月は36年に及ぶ活動の集大成となる最後のアルバム『Ten』、そしてもはや伝説として記される昨年の“卒業ライブ”日本武道館最終公演を収録した映像・音源作品を9月にリリースするMR.BIGを特集!
▼超絶技巧派プレイヤー集団、MR.BIG
DAVID LEE ROTHなどで活躍していたスーパー・ベース・プレイヤーBilly Sheehan(Ba)、ソロ・シンガーとして活動していたEric Martin(Vo)、RACER-Xで世界最高峰ギタリストとして名をはせていたPaul Gilbert(Gt)、IMPELLITTERIの1stフル・アルバム時のドラマーPat Torpey(Dr)が結集し1988年にスタート。ブルースを源流としながら、全員が超絶技巧を随所で披露するハードな楽曲から、全員で歌うアコースティックまでその懐の広さを常に楽曲に反映してきた。
解散~再結成と紆余曲折な活動を送ってきたMR. BIG。そして最後の日本公演がついに終わってしまい悲しみに暮れていたファンにバンドから最後のギフトが!
新作スタジオ・アルバム『TEN』と最後のワールド・ツアー『The Big Finish Live』発売!
結成から35周年を迎えた2023年よりMR.BIGは “The BIG Finish Tour”を敢行し、バンドとして最後のツアーと銘打って世界を回った。ツアーは2024年に跨る大規模なものとなり、ここ日本でも武道館を含む東名阪を回り、武道館公演は当初1日の予定がもう1日追加されるほどの盛況を見せた。特に最終日となった追加公演では支えてくれた大切な存在としてメンバーの家族がステージ上で紹介され、さらには2018年2月7日に病により逝去したPat Torpeyの家族までもが登場し涙をさそった。
新作スタジオ・アルバム『TEN』
その“The BIG Finish Tour”でサポート・ドラムを務めたNick D'Virgilioを加えた4人で制作された『Defying Gravity』以来7年振り、10枚目となるスタジオ・アルバム『TEN』が発売!近年のPaul Gilbertが特に傾倒している、そしてバンドのそもそもの原点でもあるブルース・サウンドをより色濃くした、ミッドテンポを中心にしたゆったりと聴かせる作品に仕上がっている。派手さはないが、Nickも含めた4人の円熟した到達点として納得のいく1枚と言えるだろう。
そして国内仕様盤には日本語帯とMR. BIGとは切っても切れない日本のメタルゴッド伊藤政則氏によるライナーノーツ付き!
最後のワールド・ツアー『The Big Finish Live』
そして、今年9月には感動の嵐となった武道館公演最終日の模様が映像・音源作品としてリリースされる。あの日、生で目撃していたとしてもWOWWOWで見ていたとしても、“フィジカルの作品”として持っておきたいという気持ちはファンならば抑えられないだろう。
ボーナス映像には伊藤政則氏による独占インタビュー、武道館公演の舞台裏などを収録予定。さらにバンドのライブ収録としては初のイマーシブ・オーディオ(3Dオーディオ)で録音。当時の臨場感を自宅で体感できる特殊音声をブルーレイに収めている。
こちらも国内流通盤には日本語帯&伊藤政則氏によるライナーノーツ付き!
BURRN!8月号はミスター・ビッグ特集!
MR.BIGのマストなアルバムを紹介!
『Mr. Big』『Lean Into It』
活動休止前にミュージックステーションに出演し、Paul Gilbertが自分のギターをドリルで弾いた事も話題となったドリル・ソングとも呼ばれる「Daddy, Brother, Lover, Little Boy (The Electric Drill Song)」で幕を開け、シングル・カットされ全米チャート1位を記録した「To Be With You」を含むバンドの商業的な成功のスタートとなった2ndアルバム『Lean Into It』。そして、バンドの起源でもあり、Billy SheehanとPaul Gilbertの超絶ユニゾンで衝撃を与えた「Addicted To That Rush」で幕を開けるセルフ・タイトルのデビュー・アルバムはファンならずともHRHMシーンを理解する上で必携の作品となる。ぜひ持っておいて欲しい。
ポール・ギルバート ソロ作品
ビリー・シーン関連作品
エリック・マーティン ソロ作品
リッチー・コッツェン ソロ作品
Mr. Big 関連書籍
Mr. Bigファンに聴いてもらいたいオススメ作品
DarWin
過去にはビリー・シーンも参加!サイモン・フィリップスを共同プロデューサー/ドラムに迎えたプログレッシヴ・メタル・プロジェクト
Liquid Tension Experiment
ジョン・ペトルーシ(g)とマイク・ポートノイ(ds)にジョーダン・ルデス(key)とジョン・レヴィン(b)で結成されたテクニカル・ロック/フュージョン・プロジェクト
Transatlantic
ニール・モース、マイク・ポートノイ、ロイネ・ストルト、ピート・トレワヴァスのプログレッシヴ・ロック・シーンを代表するスーパー・バンド
The Aristocrats
驚異の超絶技巧!ガスリー・ゴーヴァン(G)ブライアン・ベラー(B)マルコ・ミンネマン(Ds)によるテクニカル/メタル・フュージョン・ギタートリオ
Palace
北欧スウェーデン発、メロディアス・ハード・アクトの新鋭!透明感に溢れた超絶爽快メロハー・サウンド!
その他のオススメ作品
Mr.Bigのカバーした曲を一部紹介
ライブでもカバーが多く演奏されるMr. Bigのカバー曲をピックアップ!彼らが影響を受けた伝説の曲が新たな輝きを放つ!
Cat Stevens「Wild World」
Talas「Shy Boy」
The Who「Baba O'Riley」
Humble Pie「30 Days in the Hole」
Jeff Paris「CDFF-Lucky This Time」
Deep Purple「Smoke on the Water」
The Olympics「Good Lovin'」
Free「Mr. Big」
Argent「Hold Your Head Up」
Judas Priest「Living After Midnight」
Cilla Black「It's for You」
Crosby, Stills, Nash & Young「Carry On」
Grand Funk Railroad「We're an American Band」
Tiny Bradshaw「The Train Kept A-Rollin'」
Roy Brown「Good Rocking Tonight」
The Rolling Stones「Brown Sugar」
David Bowie「Suffragette City」
タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)
掲載: 2024年07月11日 00:00