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第34回 ─ electraglide 2003@幕張メッセ 2003年11月28日(金)

連載
ライヴ&イベントレポ 
公開
2003/12/04   16:00
更新
2006/01/19   18:37
テキスト
文/bounce.com編集部

今年はアンダーワールド、LFO、フェリックス・ダ・ハウスキャット、ルーク・ヴァイバート、フューチャー・ショック、コールダー、2 many DJ'sが出演。もはや、ただのダンス・イベントとは言えない盛り上がりをみせた〈electraglide 2003〉。今回はbounce.com編集部員(原田、内田)、@TOWER.JPの〈electraglide〉専属スタッフ(嘘です)青木氏、山口氏による座談振り返りレポをお届け。写真とともに、しばしお付き合いください。

2003年の〈electraglide〉、2万人がTOMATOの映像に舞った

原田(以下、原):今年は過去最大の動員数、2万人だそうです。幕張の1フロアーに2万人、この迫力は凄かった。〈electraglide〉は以前、2フロアー体制だったんですよね。

山口(以下、山):〈electraglide〉って毎年、会場のセッティングをかえているんですよ。1回目はアンダーワールドがメインでライブ・ステージ中心のセット、ノーマン・クックが出演した年はDJブースに華があるセッティング。今回は映像担当のTOMATOが目玉。ということで、VJ用のスクリーンがいたる所に配置されていたような気がする。

原:流石、エレグラ・ウォッチャー(笑)。たしかに、目玉のひとつはTOMATOの映像でしたよね。

青木(以下、青):夏に行った〈WIRE〉が2フロアーだったせいか、今回のイベントはとにかく〈人が一杯いるぞ〉感があった。あと、アンダーワールドを筆頭に、フューチャー・ショックやコールダーなど、ロック・ファンが見ても楽しめるようなアーティストが多かったね。

山:〈ロック〉っぽいとはいっても、前半戦は意外にディープでしたよ。一人目のルーク・ヴァイバートは予想以上に渋かった。DJセットだったけれど、ノートPCを持ち込んでプレイしていて、自分の曲も沢山かけていました。3番目のフューチャー・ショックあたりから音が派手になりましたよね。毎年の流れなんですが、3アーティスト目くらいで〈イケイケ〉なアーティストが出てくるんです(笑)。そして、ハードなテクノでアンダーワールドに流れていった。

原:アンダーワールドはカール・ハイドがギターを弾き、ハーモニカを吹くというロック的なパフォーマンスも見られましたね。あの“Born Slippy”がかかった時の群衆の絶叫は、今年のフェス体験の中でも一番の盛り上がりでした。

内(以下、内):個人的にはその後のフェリックス・ダ・ハウスキャット~LFOがベスト・アクト。LFOは出演者アーティストの中でも一番〈非フェスティバル対応〉なライブ・セットで、ストイシズムを感じた。パーカッションの音色なんかがヒネくれた入り方をするんだけど、コレがまた踊れてしまう。ビートの上でノイズを絶妙に組み合わせていて、音の出し方も一番うまかった。

青:関係ないけど、マーク・ベル(LFO)は〈A BATHING APE〉の洋服が好きらしい(笑)。

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