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SANTANA

21世紀のサンタナは……

連載
360°
公開
2010/10/08   14:06
更新
2010/10/08   14:06
ソース
bounce 325号 (2010年9月25日発行)
テキスト
ディスクガイド/出嶌孝次

 

SANTANA 『Supernatural』 Arista(1999)

20世紀の末に出たこのキャリア最大のヒット作が、不死蝶のように甦ったカルロスに次の10年を約束した。良き相棒となったロブ・トーマスとの“Smooth”をはじめ、ローリン・ヒルやワイクリフを迎えたコンテンポラリーで親しみやすい音作りがメラメラ光る。

SANTANA 『Shaman』 Arista(2002)

前作の成功ポイントを意欲的に突き詰めて、ミシェル・ブランチとのヒット“The Game Of Love”をはじめ、ダイドやミュージックらとの歌モノを充実させたポップな佳作。オゾマトリからプラシド・ドミンゴまでの振り幅を備えたアルバムなんて他にないよ!

SANTANA 『All That I Am』 Arista(2005)

自身主導でロス・ロンリー・ボーイズと合体する一方、ウィル・アイ・アムやビッグ・ボーイの制作曲では素材に徹したり、作りはバラバラながら何となくOKに思わせる器の強固さは流石と言うしかない。スティーヴン・タイラーとの“Just Feel Better”がヒット。

SANTANA 『Ultimate Santana』 Arista(2007)

主に70年代とアリスタ3部作の代表曲をまとめた凸凹なベスト盤ながら、3つの新曲を含む現在進行形の作りだから侮れない。特にジェニファー・ロペスとベイビー・バッシュを従えた“This Boy's Fire”はラティーノの絆を感じさせるアツい仕上がりに。

ORIANTHI 『Believe II』 Geffen/ユニバーサル(2010)

日本でも人気を確立した彼女が、下積み時代にカルロスとジャムっていたのは知られた話。マイケル・ジャクソンとの共演もあるカルロスだけに縁がありますね。本作の日本盤ではサンタナに先駆けて“Sunshine Of Your Love”を披露!

CINDY BLACKMAN 『Another Lifetime』 Four Quarters(2010)

ジャズ畑で技術を磨き、レニー・クラヴィッツの爆発ドラマーとして有名になった彼女。50代になっても多方面でパワフルに活動中ですが、去る7月には共演していたステージ上でカルロスに求婚されて結ばれたばかり。お幸せに。

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