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SANTANA

ギター・ヘヴンに招かれた面々とヘヴンリーなギター・アンセムたち

連載
360°
公開
2010/10/08   14:06
更新
2010/10/08   14:06
ソース
bounce 325号 (2010年9月25日発行)
テキスト
文/號ひろみ

 

まずは説明。下にズラズラ並べているジャケは、今回ギター・ヘヴンに招かれたヴォーカリストたちのもの。そして、彼ら各々が歌ったヘヴンリーなギター・ソングのオリジナルが聴ける作品のジャケをその下に並べています。例えば、クリス・コーネルがレッド・ツェッペリンの“Whole Lotta Love”を、ストテンのスコット・ウェイランドがストーンズの“Can't You Hear Me Knocking”を、盟友ロブ・トーマスがクリームの“Sunshine Of Your Love”を、トレインがヴァン・ヘイレンの“Dance The Night Away”を、ドートリーがデフ・レパード“Photograph”を、ジョニー・ラングがハウリン・ウルフの“I Ain't Superstitious”を……というふうに、並びの位置で誰が誰をカヴァーしているか対応させているので、照らし合わせて興奮してください。演奏されているナンバーはいずれもギター・リフが口を衝いて出てきそうな名曲ばかりですが、インディア・アリーやナズ、ジョー・コッカーのような例外も含みつつ、これは当代のパワフルなロック・ヴォーカリストが誰なのかを推し量れるプロジェクトでもあると言えるのかもしれませんね。また、ドアーズのレイ・マンザレクやヨーヨー・マといったスペシャルなミュージシャンの客演もあって……とてもこのスペースでは書き尽くせないほどの聴きどころが詰まった一枚なのです!

 

▼『Guitar Heaven: The Greatest Guitar Classics Of All Time』に参加したアーティストの作品を紹介。

左から、クリス・コーネルの2009年作『Scream』(Mosley/Interscope)、ストーン・テンプル・パイロッツの2010年作『Stone Temple Pilots』、ロブ・トーマスの2009年作『Cradlesong』(共にAtlantic)、インディア・アリーの2009年作『Testimony: Vol. 2 Love & Politics』(Universal Republic)、トレインの2009年作『Save Me San Francisco』(Columbia)、ナズの2008年作『   』(The Jones Experience/Def Jam)、リンキン・パークのニュー・アルバム『A Thousand Suns』(Warner Bros./ワーナー)、パパ・ローチのニュー・アルバム『Time For Annihilation』(Eleven Seven/ユニバーサル)、ドートリーの2009年作『Leave This Town』(19/RCA)、ギャビン・ロスデイルの2008年作『Wanderlust』(Interscope)、ジョー・コッカーの2008年作『Hymn For My Soul』(EMI)、ジョニー・ラングの2010年作『Live At The Ryman』(Concord)

 

▼『Guitar Heaven: The Greatest Guitar Classics Of All Time』収録曲のオリジナルを収めた作品を紹介。

左から、レッド・ツェッペリンの69年作『Led Zeppelin II』(Atlantic)、ローリング・ストーンズの71年作『Sticky Fingers』(Rolling Stones)、クリームの67年作『Disraeli Gears』(Polydor)、ビートルズの68年作『The Beatles』(Apple/EMI)、ヴァン・ヘイレンの79年作『Van Halen II』(Warner Bros.)、AC/DCの81年作『Back in Black』(Atlantic)、ドアーズの71年作『L.A. Woman』(Elektra)、ディープ・パープルの72年作『Machine Head』(Warner Bros.)、デフ・レパードの83年作『Pyromania』(Mercury)、T・レックスの71年作『Electric Warrior』(Fly)、ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスの67年作『Axis: Bold As Love』(Polydor)、ハウリン・ウルフのベスト盤『The Howlin' Wolf Anthology』(Spectrum)

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