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QUEENS OF THE STONE AGE

ディスクガイド――(2)

連載
360°
公開
2011/02/21   17:57
更新
2011/02/21   17:58
ソース
bounce 328号 (2010年12月25日発行)
テキスト
ディスクガイド/柴田かずえ、山口コージー、山西絵美

 

DEATH FROM ABOVE 1979 『Romance Bloody Romance』 Last Gang(2005)

いろんな意味で速いの大好き!な2人組が残した楽曲群のなかでは、重々しいグルーヴが異色だった“Black History Month”。本作に収録されたそのジョシュ・リミックスは、ビートを抜いて気持ち悪い単音を足した、不気味すぎる仕上がりに! *山西

EAGLES OF DEATH METAL 『Heart On』 Downtown(2008)

ジョシュがギターをスティックに持ち替え、ドラマーに専念したユニット。彼のお茶目な側面が垣間見られる内容で、卑猥で楽しいロックンロールが満載だ。グーン・ムーンやデザート・セッションズなどジョシュの数あるサイド・プロジェクトと比べても、力の抜け具合はピカイチ。*山口

MARTINA TOPLEY-BIRD 『Quixotic』 Independiente(2003)

ジョシュの男臭いギター演奏と、主役の抑揚のない歌声の対比が異空間を作り出す本作収録の“Need One”。赤目同士ならではの疎通によって互いが欲しているものを的確に出し合い、ここにハイグレードなストーナー・ポップが完成した! *山西

THE PRODIGY 『Invaders Must Die』 Take Me To The Hospital(2009)

QOTSAの大ファンであるリアムは、自身のルーツを開陳したコンピ『Back To Mine』で彼らの曲をチョイス! そんな熱視線に対してジョシュも“Take Me To The Hospital”のリミックスで応酬! プロディジーvs激圧痙攣ギターのデスマッチ! 痺れるぜ!! *柴田

SPINNERETTE 『Spinnerette』 Anthem(2009)

デザート・セッションズで共演したPJ・ハーヴェイやプロデュースを手掛けた元ホールのメリッサ、別掲のピーチズなどジョシュの周辺には気の強そうな女が多いけど、極めつけはこのバンドのフロントに立つ奥方(元ディスティラーズ)。もしや彼ってドM? *山西

BLACK MOUNTAIN 『Wilderness Heart』 Jagjaguwar(2010)

カナダのQOTSAチルドレンは、土臭いサイケなハード・ロックに乗せて師匠顔負けの雄大な風景を描いてみせた。BORISをはじめ、ストーナー~ドローン作品で名前をよく見るランドール・ダンのプロデュース力もアッパレ! *柴田

THEM CROOKED VULTURES 『Them Crooked Vultures』 RCA(2009)

カイアス時代からジョシュのファンだったというデイヴ・グロールが、QOTSAへの一時加入を経てジョシュと幸せな再会を果たし、そこにツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズを加えて最強のトライアングルを実現させた作品。重苦しいグルーヴが素晴らしい! *山口

KID CUDI 『Man On The Moon 2: The Legend Of Mr. Rager』 G.O.O.D./Universal(2010)

前作よりもロック色を増した、煙まみれのストーナー・ラッパーによるトリップ盤。全編に張り付いたダークな雰囲気はジョシュの音世界とも通じるものがあると思うのですが、どうかしら!? *山西