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グリーンスリーヴス

ディスクガイド――(1)

連載
Discographic
公開
2011/04/04   14:46
更新
2011/04/04   14:47
ソース
bounce 329号 (2011年2月25日発行)
テキスト
ディスクガイド/魚住 唯、カシワサン、鈴木智彦、西尾洋儀

 

BARRINGTON LEVY 『Englishman』 (1979)

80年代にダンスホール系のラヴァーズ・シンガーとして大成するリーヴァイのファースト・アルバム。フレッシュな歌声と(当時)新進気鋭のプロデューサーだったヘンリー“ジョンジョ”ローズによる気合いの入ったプロダクション(バックはルーツ・ラディックス)のマッチングが抜群! *鈴木

MICHAEL PROPHET 『Gunman』 (1981)

ダンスホールの初期名盤を多数リイシューしているグリーンスリーヴス。特に80s前半に猛威を振るったジョンジョ主宰のヴォルケイノ作品には力を入れている様子で、本作もそのひとつ。印象的なホーンからスタートするタイトル曲はいまなお愛され続けるルードボーイ・アンセムだ! *カシワ

CLINT EASTWOOD & GENERAL SAINT 『Two Bad DJ』 (1981)

ヴェテラン&中堅DJ2人がコンビを組み、掛け合い漫談スタイルで新境地を開拓した大ヒット作。ジョンジョとクリス・クラックネルのプロデュース力が素晴らしく、ラディックスやグラディらバック・ミュージシャンの顔ぶれも非常に豪華だ。*鈴木

BLACK UHURU 『Black Sounds Of Freedom』 (1981)

男性ヴォーカル・トリオ時代のファースト・アルバム。マイケル・ローズの翳りと憂いと棘のあるヴォーカルと、ルーツ・レゲエ期のジャミーズのダブ・ミックス(キング・タビー直系)の組み合わせは、後のスライ&ロビーとのコラボ期とはまた別の深い味わいがある。*鈴木

PRINCE JAMMY 『Destroys The Invaders...』 (1982)

ラディックスの腰のあるソリッドなリズム&サウンドを、プリンス・ジャミー(後にデジタル・リズム革命を先導)がLFOを多用したチープなミックスで加工。インヴェーダー・ゲームの時代らしいスペイシーでミニマルなダブ・ミックスは、いま聴くと何だかキャッチー! *鈴木

VARIOUS ARTISTS 『Greensleeves 12" Rulers: Jah Thomas Midnight Rock 1981-'84』

80年代にジャマイカで発表された12インチをレーベル単位でまとめたこだわりのコンピ・シリーズ。このミッドナイト・ロック版は、トリストン・パルマー“Jocker Smoker”やアンソニー・ジョンソン“Gunshot”など有名曲のレア・テイクが聴ける激渋盤。*カシワ

JOHNNY OSBOURNE 『Reggae Legends』

ルーツ~ラヴァーズ~ダンスホールと万能にこなすオズボーンが、ヴォルケイノやジャー・ガイダンスなどから発表した80年代前半の名盤4タイトルをコンパイル。人力リディム(ラディックス)とデジタル・リディム(ジャミーズ)のそれぞれの魅力が楽しめるお買い得盤。*鈴木

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