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ドクター・フィールグッド 「オイル・シティ・コンフィデンシャル」

〈オイル・シティ・コンフィデンシャル〉をチェックした後は、こちらのフィールグッドなディスクも喰らうべし!

連載
SPECIAL FEATURE
公開
2011/07/22   10:33
更新
2011/07/22   11:45
ソース
bounce 334号(2011年7月25日発行)
テキスト
文/北爪啓之


DR. FEELGOOD 『Down By The Jetty』 UA/EMI(1975)

パンク・ムーヴメントの勃興直前に放たれた、硬派なブリティッシュ・ビートの復権とも言うべきデビュー盤。本作で炸裂する強靭なビート感覚が、ギャング・オブ・フォーやミッシェル・ガン・エレファントなど後続に与えた影響は絶大だ。21世紀のこの時代に聴いても何の遜色もなくカッコイイ、徹頭徹尾ソリッドなロックンロール。完璧である。

 

DR. FEELGOOD 『Stupidity』 UA/EMI(1976)

3作目にして初のライヴ・アルバム、しかも初の全英チャート1位に輝いた傑作だ。リーの塩辛いヴォーカル&ハープ、ウィルコのバキバキと鳴りながらも実にシャープなギター、引き締まったビートを刻むリズム隊——すべてが一体となった、ライヴならではの圧倒的なグルーヴ感が素晴らしい。バンド絶頂期のテンションの高さがそのまま封印された奇跡の一枚。

 

DR. FEELGOOD 『Finely Tuned: The Guitar Album』 Grand

オールタイム・ベスト……なんだけど、歴代ギタリスト5人の遍歴に注目して各人キッチリ5曲づつセレクト(しかも自薦らしい)されたおもしろい趣向。ウィルコ時代ばかり語られがちだが、Theピーズやザ50回転ズもリスペクトする2代目ジッピー・メイヨの絶妙なポップセンスや、晩期を支えたスティーヴ・オルウィンの堅実なプレイも最高なのだ。

 

『The London R&B Sessions』 Albion/Black Flash(1980)

パブ・ロックの聖地、ホープ&アンカーでの79年のライヴを収めた名コンピ。ウィルコ率いるソリッド・センダーズや、後にフィールグッドの3代目ギタリストとなるジョニー・ギターがいたビショップスをはじめ、ルー・ルイスやパイレーツなど錚々たるメンツが参加している。THE BAWDIESのような黒光りするロックンロールが好きなら必聴!



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