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Music Before Going To Bed

鈴木惣一朗が推薦するとびっきりホーリーなアルバム10撰――(2)

連載
NEW OPUSコラム
公開
2011/11/23   18:00
更新
2011/11/23   18:00
ソース
bounce 338号(2011年11月25日発行号)
テキスト
文/村尾泰郎


VARIOUS ARTISTS 『WE WISH YOU A MERRY CHRISTMAS』 ソニー(1983)

学生時代、これを初めて聴いた時〈僕も一年中聴けるアルバムをいつか作りたい〉と思った素敵アルバム。とくに大貫妙子さんの“祈り”は決定的で当時、号泣しちゃいましたね。編曲が細野(晴臣)さんなんだけど、宮沢賢治の世界観を強く感じさせる。

 

SHE & HIM 『A Very She & Him Christmas』 Merge/Pヴァイン(2011)

ズーイー(・デシャネル)は僕にとって特別な人(笑)。いつかクリスマス・アルバムをやると思ってた。ズーイーの歌い方がいいんだよね。ちょっと鼻にかかったような、50~60年代の歌い方。全体的にリズムを少なめにしているのも好み。

 

DON PERIS 『Brighter Visions Beam Afar』 Stella(2007)

ドゥルッティ・コラムとかジム・オルークみたいに、ギターで心象風景を語る人は必ず追いかけるようにしていて、彼もそのひとり。これはあまり知られていないクリスマス・アルバムだけど、今回、日本盤で復刻されるのでぜひ聴いてほしいと思って。

 

BLOSSOM DEARIE 『Christmas Spice So Very Nice』 Daffodil/Celeste(1991)

ブロッサムはどれを聴いてもクリスマス・アルバムみたいなものだけど、一枚選ぶとしたらこれ。亡くなる少し前の作品なんだけど、耳元で囁いてくれるクリスマス・アルバムとしては、次のジェイムズ・テイラーと並んでマストだと思います。

 

BRUCE COCKBURN 『Salt, Sun And Time』 True North(1974)

この人の歌は、どれをとっても賛美歌みたいに聴こえる。実際はカントリー・ブルースみたいな感じなんだけどね。トロントのコバーンの家に行ったこともあるけど、雪に閉ざされたなかで幸せを見つける感じをこの人に教えてもらったなぁ。

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