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SKRILLEX

ディスクガイド

連載
360°
公開
2012/02/22   00:00
更新
2012/02/22   00:00
ソース
bounce 341号(2012年2月25日発行号)
テキスト
ディスクガイド/青木正之、轟ひろみ


SKRILLEX 『Scary Monsters And Nice Sprites』 Mau5trap/Big Beat/Atlantic/ワーナー(2010)

グラミーの5部門ノミネートを受け、このたび日本盤がリリースされた出世作。ドゥーミーな機械音とプログレ・ハウスの残骸の容赦ない炸裂ぶりが凄すぎて笑えてくる、轟音ナードコア・ブッ壊れクトロの爽快作。まだの人はすぐに! *轟

 

KASKADE 『Fire & Ice』 Ultra(2011)

共演などオム時代なら想像もできなかったが、大バコ仕様へとビルドアップした現在のカスケイドならば話は別。本作収録の“Lick It”での合体は、ファンキーでアップリフティングなハウスとウォブリーなベースが拮抗し、バンギンなスタジアム・チューンへと昇華! *青木

 

KORN 『The Path Of Totality』 Roadrunner(2011)

スクリレックスのボーダレスな存在感を認識させられたのが、この年の衝撃度No.1トピックだった本作。ヘヴィー界のカリスマとのまさかの合体は、コーンが叩き出すヘヴィー・サウンドを、より野蛮でドラマティックな曲へとアレンジ。ベスト・ワークの一つ。*青木

 

BRING ME THE HORIZON 『There Is A Hell Believe Me I've Seen It. There Is A Heaven Let's Keep It A Secret.』 Visible Noise/ソニー(2010)

これはハマリすぎでしょ! ヴォーカルをリズミカルにチョップしたり、元のままハメてみたり、“The Sadness Will Never End”の原曲が持つ激情をダンサブルにまとめた、センスの光るリミックス(日本盤のみ収録)。聴けば彼がバンド出身だとわかるほどに上手いんです! *青木

 

LADY GAGA 『The Remix』 ユニバーサル(2010)

スケアリー・モンスターvs.フェイム・モンスター! “Born This Way”などブートも含めてガガいじりの多いスクリレックスですが、この日本盤には“Bad Romance”のガガガガガな改編を収録。ネロやブルーノ・マーズなどメジャー仕事は他にも多数! *轟

 

SKRILLEX 『Bangarang』 Big Beat/Atlantic(2012)

アルバムへの布石!? 時代の寵児による第2弾CDは、ドアーズ(!)やハウス界の奇才ウルフギャング・ガートナー、コーン作品でもお馴染みのブロステッパーが参加し、スクリレックス印のキャッチーなメロディーと爆裂ベースが満載! 捨て曲ナシだけどやっぱりEPじゃ物足りない。アルバムをプリーズ! *青木

 

BENNY BENASSI 『Electroman』 Ultra/avex trax(2011)

クラブ・ヒットを量産する生粋の派手好きパーティー男、ベニー・ベナッシの“Cinema”をスクレリックスがリミックス。トランシーでポップなエレクトロとレイヴィーなブリブリ感がクラッシュして最狂の仕上がり! 強烈すぎてグラミーの最優秀リミックス部門も受賞してしまうとは……。 *青木