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SKRILLEX

まだまだ広がるレイヴィーなサウンド

連載
360°
公開
2012/02/22   00:00
更新
2012/02/22   00:00
ソース
bounce 341号(2012年2月25日発行号)
テキスト
文/青木正之


ダブステップが異種交配を進めて次なるステージへ向かうなか、北米からメインストリームへと躍進したのがブロステップと呼ばれる一群だ。ラスコがオリジネイターと言われるブロステップは、エレクトロやトランス、さらにロックのダイナミズムをも血肉化し、プロディジーに通じるビッグ・サウンド=レイヴ・ミュージックへと進化して世界中を狂喜乱舞させている、いまもっとも勢いのあるシーンだ。この狂騒の中核を成すのがデッドマウス率いるマウストラップの面々。スクリレックスをはじめ、フィード・ミー、エクシジョン、モグアイらの活躍はもはや衆知の事実。さらにサーカスを主宰するドクターPとフラックス・パヴィリオンや、メタル畑のコミッショナーやビッグ・チョコレート、先述の面々とのコラボで知られるダットシックなど、タレントの豊富さは本流も脅かすほどだ。またブロステップは、ネットを中心に活動する日本の気鋭クリエイターたちの好むレイヴィーなドラムンベースやダブステップと通じる部分もあり、その可能性は無限大である。



▼関連盤を紹介。

左から、フィード・ミーの2011年作『Feed Me's Big Adventure』、エクシジョンの2011年作『X Rated』(共にMau5trap)、コミッショナーの2011年作『What Is?』(Flab Slab)

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