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(第1回)LinQって何ですか?

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LinQにQつのQuestion!
公開
2012/02/29   18:00
更新
2012/02/29   18:00
テキスト
インタヴュー・文/出嶌孝次


LinQにQつのQuestion!



結成から1年に満たないキャリアながら、九州・福岡から全国区にリンクし、猛スピードでQ成長する30人超の大所帯グループ、LinQ。タワレコのアイドル・レーベル=T-Paletteからのニュー・シングル『さくら果実/Sakura物語』もいよいよリリースされました! とはいえ、まだまだコアなファンの人以外にはグループごとの個性が見えにくい群雄割拠の世界――ということで、LinQならではの魅力を多方面から掘り下げて、そのQ浮上の秘密をさまざまな角度から紹介する連続企画をQ遽スタート! 運営チームをQ攻めしまくって、九州感全開でQ週間お届けします! 



コンセプトのないのがコンセプト



福岡は天神のイムズホールにてLinQがデビュー公演を飾ったのは、2011年4月のこと。つまり本格始動からまだ1年にも満たないわけですが、急速にファンベースを築き上げ、T-Paletteから11月にリリースしたシングル“カロリーなんて”がいきなりオリコン・ウィークリーチャートの22位を記録するなど、まさに全国のリスナーとのリンクを着々と進めているところです。メンバーの増減を繰り返しながら、2012年2月現在は33名が在籍。個性豊かなメンバーの魅力やポテンシャルについては追々紹介していくとして、今回はまずイントロダクション。グループの成り立ちについて運営サイドに訊いてみました。



Q. そもそも、なぜ九州・福岡で始まったのでしょうか?

「福岡だから始まったんです! 福岡、九州という土地にすごくポテンシャルを感じたから、ここで始めようと思ったんですよ。立地の良さ、アジアへの近さに加え、土地柄や九州人の温かさがきっかけになりました。福岡や九州はすごく魅力的で、この地域の良さを日本全国の人、もっと言えば世界中の人にどうにかして伝えたいと思いました。そこで、自分たちに何ができるのか……と考えた時に、九州・福岡のPR隊を作りたいと思い、そこからアイドル・プロジェクトを始動したんです」


Q. いわゆるアイドルに詳しい方が運営スタッフにいたのですか?

「それぞれロック、R&B、テクノ、レゲエとさまざまに聴いてきてるのですが、運営チーム全員が過去はおろか、いまだに〈アイドル〉には無知なんです。LinQはライヴを基本構造に置いているグループですが、全員、生まれて初めて観るアイドル・コンサートがLinQだったという(笑)。いままでいろんなアイドル現場を経験してきているファンの方々から見たら、〈なぜこんな簡単なことがわからないんだ!〉とお叱りを受けることもあります」


Q. 最初に思い描いていたコンセプトはどんなものでしたか?

「コンセプトはないのがコンセプトです(笑)。さっきもお話ししたように、もともとアイドルを知らずに始めたので、売りやすさを重視した形態を取ろうと思ってました。いまのアイドル市場を考えると、圧倒的な低年齢化が進んでいますよね。ただ、18歳未満を中心に集めてしまうと、すごく活動の幅が狭まるだろうと思いました。彼女たちはLinQをスタートにして芸能活動を始めた子ばかりです。グループとしては同じような年代、ヴィジュアルの子をコンセプトに沿って集めたほうが売りやすいですが、メンバー個々を一商品として捉えた場合、同じような感じの子が集まれば人気が集中する上位数名しか売れないといった現象がどうしても起こってしまう。だからなるべく、ヴィジュアルも年齢もバラバラで集めました。12歳の子もいれば、25歳の子もいる。身長の低い子もいれば、高い子もいる。モデル系もいれば萌え系もいる、みたいに、いろんなタイプの女の子を集めたかったんです。そのほうが、ファンの方々の入口も広がるかなと思ったんです。現在のLinQはやっとメンバーの個性が浮き上がってきたかなって印象ですね。〈いろんな分野で活躍できる、かわいい子たちが集まったグループ=LinQ〉っていうふうになれたらいいなと思っています」


Q. そうしたコンセプトに則ってメンバーをオーディションする際、どういったポイントに気を配ったのでしょうか?

「まず、同じようなキャラの子は可愛くても取らない。ってことと、その子のバックグラウンドを見ることに気を使いました。バックグラウンドっていうのは、その子を作り上げた環境です。例えば、LinQには農家の娘さんも元プロ野球選手の娘さんもいますし、元バスガイド、国立大の医学部在学中の子……みたいに、育った環境や経歴をファンの方々に覚えてもらえやすい子が数多くいます。歌やダンスなんかは各分野の専門家がオーディションに参加してくれていたので、運営チームとしてはオーディションで他の才能を見つけてあげたいと思っていました。自分が生まれ育った環境、人生経験も立派な才能です」