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SonarSound Tokyo

THE CINEMATIC ORCHESTRA

タグ
SonarSound Tokyo
連載
360°
公開
2012/04/04   17:57
更新
2012/04/04   17:57
ソース
bounce 342号(2011年3月25日発行号)
テキスト
文/ヌーディーマン

THE CINEMATIC ORCHESTRA

 

 

名うてのプレイヤーたちと作り上げた架空のサウンドトラック

〈架空の映画のサウンドトラック〉を主題にしながら、キューブリックの名言を体現するようにどんな映画よりも映画的だった名盤『Ma Fluer』以来となるシネマティック・オーケストラの新作『In Motion』は、20世紀初頭の無声映画の古典に生でセッションを添えた贅沢な逸品に。手法自体は『Man With A Movie Camera』ですでに行われたものではある。しかし、首謀者ジェイソン・スウィンスコーの指揮のもと馴染み深いバンド・メンバーの面々に加え、ジャズ界の気鋭オースティン・ペラルタや、フライング・ロータス・バンドでも活躍する新世代ビートメイカーのドリアン・コンセプトも名を連ねた本セッションでは、より成熟した表現への到達が確認できるだろう。ストリングス・カルテットも加え、本作に召喚された才能たちが一堂に会し、シネマティック・オーケストラが新たに銀幕に吹き込んだ物語はここ日本でいち早く披露される。

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