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THE BAMBOOS

バンブース・ファミリーの歩みを紹介

連載
NEW OPUSコラム
公開
2012/05/16   00:00
ソース
bounce 344号(2012年5月25日発行)
テキスト
ディスクガイド/出嶌孝次


THE BAMBOOS 『Step It Up』 Tru Thoughts(2006)

アリス・ラッセルが2曲で歌い、リンプ・ツインズを取り上げるなど、クァンティック・ソウル楽団の後継バンドを望まれた感じもする初作。アフロノート“Transcend Me”やケイ・ディーから7インチの切られた“Tighten Up”などカヴァーはどれも出色。

 

THE BAMBOOS 『Rawville』 Tru Thoughts(2007)

ランスのソロ作『This Is My Home』を経ての2作目。カイリー初登場の“I Don't Wanna Stop”でモダン・ソウル路線を見せつつ、アリスの歌う“Bring It Home”などJB系ファンクも鬼! クァンティック先輩も1曲制作した過渡期の一枚。

 

THE BAMBOOS 『Side-Stepper』 Tru Thoughts(2008)

バンドの仕切りでソロ作『Just Say』も出したカイリーがそのまま看板シンガーに定着し、サウンド面ではランスのワンマンぶりも発揮されはじめた3作目。キングス・オブ・レオンの“King Of The Rodeo”ではミーガン・ワシントンが初登場。オルガンの唸る“Amen Brother”がかっこいい。

 

KYLIE AULDIST 『Made Of Stone』 Tru Thoughts(2009)

ほぼ全曲をランスと共作したカイリーのソロ2作目。演奏のダイナミズムを意識しつつ、“I Will”など歌唱の滋味をコアにした作りは前作同様。『Medicine Man』で表題曲に抜擢されたエラ・トンプソンもコーラス参加。

 

COOKIN' ON 3 BURNERS 『Soul Messin'』 Freestyle(2009)

ランスの組む別トリオがフリースタイルから出した2作目。バンブースの面々がサポートし、カイリーの歌う“This Girl”などはそのまんま。“Cars”のように簡素なオルガン突貫ファンクに独自の痛快さがある。

 

THE BAMBOOS 『4』 Tru Thoughts(2010)

結成メンバーのベン・グレイソン脱退を経た、心機一転の4作目。正式加入したカイリーの歌う7曲やリリックス・ボーンの客演などで多様さを増す一方、全員で共作した終曲“Typhoon”ではファンキーに駆け抜けてバンド感も再確認!

 

LANU 『Her 12 Faces』 Tru Thoughts(2011)

ロキシー・ミュージック“More Than This”をやっていることでもわかるように、バンドとはまったく別の作風に挑んだランスのソロ2作目。エレクトロニックなダウンテンポ集という趣で、5曲に参加したミーガンも浮遊感のある歌唱で奥行きのある音像に馴染む。

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