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特別編――いま〈ジェント〉を聴かないでどうするんだ!?

これくらいは押さえておきたい定盤を、厳選して紹介しようではないか!!

連載
OSHIETAL
公開
2012/10/18   16:45
更新
2012/10/18   16:45
ソース
bounce 348号(2012年9月25日発行)
テキスト
ディスクガイド/山口コージー


MESHUGGAH 『Catch Thirtythree』 Nuclear Blast(2005)

80s後半から活動し、当初はスラッシュ色の強い音を鳴らしていた彼らが、本5作目で明確にジェントを提示。8弦ギターから放たれる冷酷なサウンドは、メタルコア勢にも多大な影響を与えたとか。なお、アグレッシヴ感が増した今年3月発表の最新作も要チェックだ!

 

THE FACELESS 『Planetary Duality』 Sumerian(2008)

ページ内で紹介しているバンドのなかでももっとも凶暴な、LA出身の5人組による2作目。ブラスト・ビートを乱用したブルータルなサウンドで多くのフォロワーを生み(ペリフェリーもその1組!?)、ジェントを広めた功績はデカイ。ちなみに彼らの最新作も今年出たばかり!

 

ANIMALS AS LEADERS 『Weightless』 Prosthetic(2011)

11月の来日公演も待ち遠しい、ワシントンDC出身の3人組による2作目。フュージョンとエレクトロの要素を織り交ぜた異色のサウンドを確立し、ダークなトーンで突っ走る! 緊張感溢れるこの大名盤でも、裏方としてペリフェリーのミーシャが大活躍しているぞ!

 

BORN OF OSIRIS 『The Discovery』 Sumerian(2010)

ジェント界隈では珍しくキーボードを全面的に導入したシカゴの6人組。リズム・ギターはお約束通りとことん無機質&冷徹なのだが、メロディアスな鍵盤パートが泣けるほど美しく、そのコントラストによって唯一無二の音世界を作り上げているではないか!

 

CHELSEA GRIN 『My Damnation』 Artery(2011)

こちらはユタ発! 低音&クリーン・ギターに、さまざまな声色を使い分ける歌が絡んだこの初作も良いが、ボーン・オブ・オシリスの元メンバーが加入した次作『Evolve』のほうがジェント度高し! 年内には日本でも流通される予定なので、本作を聴きながら震えて待て!!

 

VEIL OF MAYA 『Eclipse』 Sumerian(2012)

ライヴに定評があり、敬愛するイン・フレイムスからも一目置かれているシカゴ出身のバンド。長尺曲の多いジェント界において本作では短い曲を取り揃え、そういう意味では非常に聴きやすい。なお、ミーシャとフェイスレスのマイケルが共同プロデュース!

 

HAMMERHEAD SHARK 『Zombienator EP』 ALLIANCE TRAX(2012)

日本にもジェントは根付いているぞ! ということで、Cyclamenと共に国内シーンを牽引するこの5人組(from北海道)もスルー厳禁だ! 切れ味抜群のパワー・シャウトに、時折シンセも交えたテクニカルでタイトな演奏が素晴らしい。これなら世界を狙えるぞ!

 

SKYHARBOR Blinding 『White Noise』 Prosthetic(2012)

インドでは昔からメシュガー人気が高いらしい。で、そんな土壌から生まれるべくして生まれたバンドがコレ! 浮遊感のあるメロディーに定評があり、〈幻想ジェント〉とも呼びたい不思議な楽曲を展開。どういう経緯か、本作にはマーティ・フリードマンも参加している。

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