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第45回――ドッケン

連載
OSHIETAL
公開
2012/11/21   00:00
ソース
bounce 350号(2012年11月25日発行)
テキスト
文/山口コージー


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冬も激アツの鋼鉄連載〈OSHIETAL〉。今月はドッケン周辺の動きをオシエタル! 80年代初頭にLAメタル人気が高まるなか、ドン・ドッケンの哀感たっぷりなヴォーカルとジョージ・リンチのテクニカル・ギターで注目を集めはじめ、84年発表のメジャー2作目『Tooth And Nail』で大ブレイク! 88年の解散まで、二枚看板の不仲説などサウンド以外でも多くの話題を振り撒いた。そして94年の再結成以降もジョージが再脱退したり、ビザの問題でツアーに出られなかったり……何かと目が離せないバンドなのである。そんな彼らが4年ぶりのニュー・アルバム『Broken Bones』を完成! ジョージに引けを取らない後任のジョン・レヴィンによるカミソリ・ギターと、渋みを増したドンの歌声が火花散らす大満足の逸品で、再結成後の作品中では最高の出来なんじゃないだろうか。

で、これにはジョージも黙っていられず(?)、元メンバーのジェフ・ピルソンとミック・ブラウンを従えたT&N名義で負けじと初作『Slave To The Empire』をドロップしたばかり! 『Tooth And Nail』の頭文字からバンド名を取ったことからも想像できる通り、ドッケンの代表曲をセバスチャン・バックら豪華ゲストを迎えてリメイクしている。無論、エッジの立ちまくったジョージのギターも、ミックの暴れ太鼓も大炸裂だ! ちなみに両バンドは同じフェスに出演する機会も多く、意外と関係も良好なんだとか。こりゃ、往年のメンバーが揃って新作を作ることも夢ではない!?……なんてことを想像しつつ、ドッケンとT&Nを聴かずしてメタルをカタルべからず!



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