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『archeologic』の世界を紐解く副聴盤!

連載
360°
公開
2013/04/19   13:15
更新
2013/04/19   13:15
ソース
bounce 353号(2013年3月25日発行)
テキスト
文/金子厚武、澤田大輔


ULTRAISTA 『Ultraista』 Temporary Residence(2012)

電子音と生楽器の融合、不穏なトーンといった点は、レディオヘッドやアトムス・フォー・ピースなどナイジェル・ゴドリッチ仕事とのリンクが感じられる部分。なかでは、同じ男性プロデューサーと女性シンガーのユニットであるこのプロジェクトがもっとも近いか。*金子

 

WARPAINT 『The Fool』 Rough Trade(2010)

近年のUSインディー・シーンから登場したダーク系女性アーティストの作品とのシンクロ率はかなり高いが、ミニマルなバンド演奏が導くトランシーな浮遊感と、それとは対照的な獰猛さを併せ持つ感じは、彼らとの類似点が特に多い。どこか端正なポスト・ロックっぽい雰囲気も。 *金子

 

MELODY'S ECHO CHAMBER 『Melody's Echo Chamber』 Fat Possum(2012)

甘美なサイケデリアと可憐なヴォーカルのほか、ループ主体の肉体的なグルーヴがいちばんの共通項。テイム・インパラのケヴィン・パーカーとNAOTO——共にロック畑出身のクリエイターだけに、ライヴ感も重要ということなのかも。 *金子

 

FLYING LOTUS 『Los Angeles』 Warp(2008)

delofamiliaが新作で見せたモードに至る影響源は多くあれど、なかでも大きいもののひとつが、この鬼才ビートメイカーだとか。「打ち込みなのに整理されてない。どこが生でどこが打ち込みなのかわからない。出てきた当時はとにかく衝撃を受けました」とはNAOTOの弁。 *澤田

 

THE SMITHS 『The Smiths』 Rough Trade(1984)

リアルタイムでブリット・ポップを聴いていたNAOTO。そのルーツを探る過程で、メランコリックなUKロックの系譜における親玉的な存在、スミスに辿り着いたという。新作収録の“In a Zoo”は、その中心人物であるモリッシーの歌詞にインスパイアされたものだとか。 *澤田

 

JUANA MOLINA 『Un Dia』 Domino(2008)

エクスペリメンタルとポップさの間を自在に行き来するアルゼンチンの女性シンガー・ソングライター。ループ・マシーンを使い、ギターのフレーズを即興で重ねていく彼女のライヴ・パフォーマンスに影響を受けて、軽やかなアコギの響きが印象的な“Delicious”が作られたそうだ。 *澤田

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