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【第19回】――メグリアイ/THE ポッシボー

今月ののZOKKONディスク1・2・3・4・5・6・7・8!

連載
ZOKKON -candy floss pop suite-
公開
2013/05/22   16:00
更新
2013/05/22   16:00
ソース
bounce 354号(2013年4月25日発行)
テキスト
ディスクガイド/出嶌孝次


モーニング娘。 “ブレインストーミング/君さえ居れば何も要らない” Zetima

田中れいな卒業シングル。“ブレインストーミング”は加減速の激しさで勢いを駆る、ここ数作の電化マナーを集大成した出来。よりエッジーな“君さえ居れば何も要らない”の硬派な響きはもっと最高。数あるカップリングでは通常盤の“A B C D E-cha E-cha したい”が赤面モノの破壊力ですよ!

 

スマイル学園 『1st SMILE』 Smile Promotion

あちらは学院、こちらは学園! シングル4枚を重ねての初アルバムは、R☆Mらを手掛けるab:flyが全曲をプロデュース。ジャケまそのままの可愛いワイワイ感を投影した楽曲が並ぶなか、初出の清楚な“星空のプレゼント”が光ります。今後はUNDER FACEなどの部活にも期待できそう!

 

キャラメル☆リボン “約束の場所” ESSEacademy

〈なにわ食いしんぼ横町〉のPR隊でも知られたトリオのサード・シングル。半年遅れでタワレコ流通となった前の『恋のmusic/Shining Day』もいい感じでしたが、その親しみやすさはここでも継承。わかやま国体のイメージソング“明日へと”の爽健さもまっすぐな歌に合ってます。

 

リンダIII世 「未来世紀eZ zoo」 クライム

すでに一部で話題の5人組、濃いめの容貌もキュートな群馬発のブラジリアン・ガールズ・ユニットがDVDシングルでついにデビュー! 紳士たちの狂騒ぶりに引く人も多そうですが、〈B-Pop〉を標榜してバイリ・ファンキを下地にしたサウンド面のおもしろさにも注目すべきです。

 

バニラビーンズ “マスカット・スロープ・ラブ” T-Palette

個々に活躍の場を広げる二人の今年初シングルは、北欧の師匠カジヒデキが詞曲、関根卓史が編曲を担当(花澤香菜“ライブラリーで恋をして!”と同布陣)した快作。カジ君よりカジ君っぽい(?)カップリングの“ジュエルメモリーズ”も良いし、レスリー・キー撮影のジャケも美麗!

 

ICTラブリ〜ず!! 『お世間様』 D-TOPIA UNIVERSE

はっぴー超じぇねレ〜ションの1期生が無事にメジャー・デビュー。丸ごとNOBE(ももクロ、アプガ他)が作詞した本作は、、“走れ!”的な“届け!!!”やバラードの“バラードなんて聴きたくない”など多彩な5曲入りです。ムード歌謡からラウドに加速する表題曲の作曲はTO-WEST。

 

Especia 『DULCE』 つばさレコーズ

大阪は堀江系を標榜し、昨年のシーンで台風の目となった(現)6人組のファーストEPがやっとタワレコ全店で入手可能に! 半年前のブツでも紹介するのは内容がとんでもなく最高だから。90年代J-Pop風のグルーヴィーな佳曲群に酔いつつ、5月に出る新作を震えて待ちましょう!

 

VARIOUS ARTISTS 『JAPAN IDOL FILE』 T-Palette

同種のコンピは数あれど、70組以上のラインナップを5枚組¥3,000でどうだ! タワレコ社長の嶺脇育夫を中心に、アイドルライター(?)の南波一海、エドボル両氏が全国のローカル・アイドルから選りすぐった狂気のキュレーション。しかし日本って広いんですね……。

 

【今月の往生際】レイアウト術がスキルアップしてしまうほどのリリース量! そしてリル・クミンさん、お疲れ様でした……