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(第6陣)大決戦前夜――〈横浜 BLITZ大決戦(仮)〉を控え、これまでの激闘を7人が振り返る!!

連載
アップアップガールズ(仮)対バン行脚(仮)
公開
2013/04/12   12:00
更新
2013/04/12   12:00
テキスト
文/土屋恵介


アップアップガールズ(仮)対バン行脚(仮)



いよいよ明日に迫った横浜 BLITZ大決戦! アップアップガールズ(仮)は〈対バン行脚〉の成果をどのように見せつけるのか? 今回は7人の熱い意気込みをお届けします!!





前回からの続き)

2月24日のNegicco戦から始まり、3月9日のDorothy Little Happy戦、3月16日のひめキュンフルーツ缶戦、3月24日のLinQ戦、そして4月6日のBiS戦と全5戦(番外編として3月20日のフルーティー戦もあり)、日本中を舞台に繰り広げられたアップアップガールズ(仮)の〈対バン行脚〉。相手の本拠地に乗り込んで勝負を挑んできたわけだが、冬から春へ季節を跨いでの戦いを通じて、アプガはどんなことを感じ取ったのだろう。

関根梓「いろんなグループさんと対バンをやらせていただいて、すごく勉強になる〈行脚〉でした。私がいちばん思ったのは、もっと曲の中で工夫できるポイントがある、それが見つけられたことですね。いままで、一つの曲のなかでいろんな表現ができるってことをあまり考えたことが無かったんですよ。でも、この〈行脚〉を通して、いままでやってこなかった煽りをしてみたり、細かい表現力にもっと気を配らなきゃいけなくてないんだって思ったり、いろんなアイドルさんとやらせてもらうことで、たくさん見つけられましたね」

森咲樹「いつもイヴェントでたくさんの方と対バンしてますけど、今回は他のグループさんのパフォーマンスをじっくり観て、良いところをしっかり学べたので、いい経験だったなって思います。イヴェントだと共演してもステージを観られないことが多いんです。でも、今回はいつも以上に〈対戦相手〉って感覚があったからいろいろ得られましたね。私がいちばんビックリしたのはLinQさん。私たちの対バンツアーなのに、相手側のLinQさんが、私たちのやることもいろいろ考えてくれて。改めて、自分たちで発信するってこういうことなんだなって思いました。BiS戦で歌った“ガーリーズハイ”は、小夏と明梨と綾乃が振り付けしたんですけど、自分たち発信ってこともできたし、そこはすごく学びましたね」

 


左から、新井愛瞳、古川小夏

 

新井愛瞳「メンバーそれぞれ得るものは違えど、たぶん広い意味で答えはいっしょだと思うんです。どの地方のアイドルさんとも仲よくさせてもらって、コラボステージも楽しかったので、1回だけで終わるのがもったいない、名残惜しいって気がしました。個人的にプラスになったのは、曲中に合いの手を入れられるようになりました。“リスペクトーキョー”の〈セイ!〉も本格的に始めたのは〈行脚〉からです。そうやって、自分でやるべきことを見つけることが大切だなって。まずは、周りを見て自分でやることを見つけて、考えて発信するって流れが大切なんだなって思いました」

古川小夏「出だしが危うかったですね。初めのNegiccoさんとのライヴで幸せ感に包まれて、勝てたとは言えないライブになってしまって。でも、あのライヴのおかげで、危機感を持ったし、ひとつひとつの対バンでちゃんと学ばなきゃって思えたんです。それがなかったら、サラッといつも通りのライヴになってたかも。〈何を収穫できたか〉〈何に気付けたか〉ってみんなで話し合う機会が増えました。ライヴの前も後も。できる限りそういう時間を大切にしようねって話をしてたし。だから、どの対バンも大事なライヴになりました。この〈行脚〉で、自分たちの足りなかったところもわかったし、武器になる部分も再確認できたなって。それが良い収穫だったと思います」

佐保明梨「全員でもだけど、自分でも一回一回のライヴについて考えるようになりました。いままで私は、〈とりあえずステージに出ちゃえば楽しいし〉って感覚に任せてた部分があったんです。でも、一回一回、お客さんを取るか取られるかっていうことを考えると、ただ楽しいだけじゃダメだなって。だから、毎回自分のなかで反省したり目標を立てたりするようになりましたね。あと、相手がいるので、負けられないって気持ちでがんばり抜けたなって。イヴェントと違って、1対1でやることで〈ちゃんとやらなきゃ〉〈取らなきゃ〉って気持ちも生まれたんです。そういう意味でも、自分が変われたと思います。アプガとしても、〈行脚〉の期間中は他のライヴでも考えるクセがついて、〈今日はこうしよう〉とか、円陣を組むときのみんなの言う言葉が変わったりしました。グループとしてライヴしようって気持ちがより大きくなりましたね」

佐藤綾乃「全体的には、どうやったら私たちの良さが出るのか、何が武器なのか、お客さんを巻き込むにはどうしたらいいのかとか、いままで考えなかったことをみんなで考えるようになったのが大きかったです。みんなで考える時間が長くなったぶん、意見がぶつかり合ってちょっと空気が悪くなるっていうのも初めてでした。それもいっしょに活動していくには大事だと思うし、団結力も強くなりました。例えば、私が鼻血で抜けても、誰かがカヴァーしてくれたりとか。みんなで話し合うことも多かったぶん、みんなで〈やったー!〉って盛り上がることも多かったし、逆にみんな一斉に反省することも多くなったんです。前は〈ダメだったけど次に活かせば良いよね〉って、結構あっさりしてたんですけど、今回はみんな真剣でしたね。あと、ハートが強くなった気がします。普段よりもお客さんが厳しめにステージを観ていたので、そこに負けないように、盛り上がってもらうにはどうすればいいかって、自分の中でもメンバー同士でも考えたし。すごく良い〈行脚〉になったと思います。個人的には、ガツガツいくけどファンの皆さんへの温かさは忘れない、ってことを学びましたね。私たちとお客さんの間には一枚壁があるとずっと思っていたので、ステージ上からひとりひとりちゃんと目を合わせて、細かく見つつ広く見ることができるようになったのが収穫です。あと、曲に自分たちで振り付けするのも初めてできて、結構悩んだけど楽しかったです」


仙石みなみ

仙石みなみ「〈対バン行脚〉は、ほんとにやれて良かったなと思います。これこそ戦いだなって。普段の自分たちの単独ライヴも〈決戦〉って呼んでるけど、こういうのが〈決戦〉だなって。1対1で刀ぶつけ合ってるみたいな。しかもアウェイに乗り込むから、さらに戦い感が増してのライヴだったので、ただ楽しいって感情だけじゃなく、作戦を考えたり〈こうしたら勝てる〉とか〈必ずひとつ爪痕を残すために何をしよう〉ってみんなで話し合えたし、ほんとに戦いに行った旅だったなって。しかも、まさか最終戦までに新曲が4曲も増えてるとは、新潟の時点では思ってなかったですけど(笑)、ほんと、一戦一戦が充実してて、どの対戦相手さんからも学べて、アプガに必要な旅だったなって。ひとつ対バンが終わるたびに、どんどん吸収しててアプガが大きくなってるなって思えたんです。みんなも、ライヴに対する思いや考え方が成長したと思うので、すごく良かったです。私は自己紹介のときに、毎回切るものを変えて、ネギから缶、裏切り者まで切ったりして、切るものがオーバーヒートしてきました。私の刀の切れ味も良くなりましたね」

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