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[第6回]カーテンコールもの

連載
tofubeatsの棚の端まで
公開
2013/09/11   00:00
ソース
bounce 358号(2013年8月25日発行)
テキスト
文/tofubeats


残暑のおぼろフロム神戸! 奇才のCD棚の端から端までを泳ぐ連載インマイプール!



突然ですが演劇ってとってもおもしろい仕組みで、舞台っていう非現実に引き込んだあとカーテンコールで演者が〈○○を演じていた△△です!〉って挨拶するのってすごくないですか? 2時間の非現実のあと、悲しい演劇のあとでもすこし盛り上がるような音楽で舞台挨拶が行われたりとか。この現実に引き戻すときにかかるような音楽、もしくはそういう雰囲気の音楽が昔からとても好きです。これを個人的に昔から〈カーテンコールもの〉と呼び愛好してるのですが、まあ説明しても難しいので今回はこの3枚を。

 

1. 国分友里恵 『Relief 72 hours』 ソニー(1983)

最近、アルバム『STEPS』に収録(再発しないかな〜!)の“I Wanna Be With You"を聴いて〈なんだこの名曲は!〉と思い、いろいろ探したところ、こちらのファーストはリイシューされていたので最近購入。角松敏生氏とデュエットしーの山下達郎氏のバックコーラスやりーのと知る人ぞ知る存在だったようですが、未聴だった分その衝撃は大きかったです。“Just a Joke”なんかはコンピレーションかなんかで聴いていましたが、個人的には“恋の横顔”がいわゆるカーテンコールものですね。

 

2. 吉田美奈子 『LIGHT'N UP』 アルファ/ソニー(1982)

その“恋の横顔”的ないわゆるカーテンコール感を提供してくれるのは“LOVE SHOWER”。〈カーテンコールものって何やねん〉って思ってる人は、これを聴くといちばんしっくりくるかもしれません。最後フェードアウトせずに永遠に続いてほしいサビが本当に素晴らしいです。表題曲“LIGHT'N UP”のディスコ感も最高です。ホーンセクションが良すぎ……!

 

3. 杏里 『MOANA LANI』 フォーライフ(1992)

ことあるごとに挙げている一枚ですが、ここに収録の“愛は誰のものでもなく”とピーター・ジャックス・バンドの“Is It It?”を聴いて“LOST DECADE feat. 南波志帆”を作ろうと決心したからなんですね。こう、カーテンコールものっていうのは、やっぱこの絶妙なテンションがいいんだよなーとか思います。ちなみにこの曲含めて挙げた3曲、全部終わりがフェードアウトってのもミソなんですよね(ここまで書いて自分の曲はフェードアウトで終わってないことに気がつくなど……)!

 

PROFILE/tofubeats(トーフビーツ)



90年生まれ、神戸在住のトラックメイカー。Negiccoやタルトタタン、9nine、曽我部恵一や仮谷せいら、小泉今日子らの作品にてプロデュースやリミックスなどを手掛け、自身のファースト・アルバム『lost decade』も好評リリース中。新生タルトタタンに“keep in time”を提供したのに続き、来日を記念してリミックスを手掛けたパラ・ワンの“Every Little Thing”が、タワレコ限定のEP『Every Little Thing Remixes』(KSR)としてリリースされたばかり! 9月18日には、深く関わってきたlyrical school改名後のファースト・アルバムも控えている。以降もさまざまな動きが続くようなので……最新情報は〈www.tofubeats.com〉にて!

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