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(第10回)脱臼した時間 - フェイヒィの閑話/休息

連載
BO NINGENの人生一度きり
公開
2013/11/29   11:00
更新
2013/11/29   11:00
テキスト
文/Yuki Tsujii(BO NINGEN)


ロンドン在住のバンド・BO NINGENが、現地の音楽やアートにまつわるあれこれを紹介する連載! 第10回は、Yuki(ギター)がすっかり冬に突入している最近のロンドンでの動きや、オフの過ごし方を教えてくれます!



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ごぶさたしています。Yukiです。
もうこの名前の表記もまぎらわしいのですが、ゆうきと読みます。
今回書くにあたって、前回タイゲンがどこまで書いたのか、イギリスだったのかツアーだったのか、ヨーロッパなのか、それらの後に何かあったか、時系列が乱れに乱れているので、今回はツアーの後、ロンドンに戻ってきてからのお話でもしようかなと思います。
ツアーやライヴのことは、タイゲンの書いた前回に詳しい、はず。

カルトとのツアーを終え、ドイツのケルンから10時間ほどのドライヴを経てロンドンに戻ってきてすぐ、なんとぼくともんちゃんはXaviers(ぼく、もんちゃん、ともう一人ケンさんから成るバンド)のライヴでした。
ツアーによる極度の疲労/眠気/ポスト・ツアーのブルース感を抱えて会場入りし、なぜか1パイントのビールの後では逆にハイになってしまい、この夜は全然写真がありません。
いきなり申し訳ない。結局朝8時まで呑み明かす始末。楽しかった。
ブルー・オン・ブルーという友人の男女デュオ編成のバンドも、この夜演奏。
これがまた最近非常に好みで、ずっと聴いたり、ライヴに通っています。ファン。
数年前はシューゲイザーのリヴァイヴァルもあってか、やたらとそういう印象が強かった彼らですが、ここ最近は歪んだ音すらあまり聴こえない、美しい旋律を奏でるようになりました。静謐であるほど、逆に大きく聴こえる、素晴らしい例。
もうどんな音楽か書いたり、自分の主観/言葉で押し付けるのは野暮なので、気になった人は聴いてみてください。
ヴァイオリンとギターを主に演奏するビリーは、ぼくの行きつけであるCafe Otoのスタッフとしても働いていて、珈琲を飲みがてらいつも彼と談笑しています。たまに壊れたエフェクターを持っていって直してもらったりもします。いいやつ。
こういち君のソロ・ユニット、グリム・グリムも演奏。
これはこうへい君の回でも紹介されていたけれど、同じくただ、聴いてみてください。
嘘みたいなグッド・メロディー。喜々として楽しくもあり、寂しくもあり、またどちらでもない未来。



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BLUE ON BLUE (暗くてわかりづらいな、ごめん)



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GRIMM GRIMM



その翌日は、尋常ならぬ宿酔を抱えてタイゲンが参加するキング・ミダス・サウンドのライヴに遊びに。
ヴィレッジ・アンダーグラウンドというヴェニューで、ここはライヴハウスというよりはほぼクラブに近い、天井の高い倉庫のような場所です。
同じく酩酊から生還した、顔色の悪いもんちゃんとそこで再会したのは言うまでもありません。
会場の構造上、さまざまな周波数がぐるぐる旅をするようなサウンドでしたが、低音の響きは素晴らしかった。
キング・ミダス・サウンドのライヴ・サウンドを手掛けるのは、先のカルトとのツアーでいっしょだったGohくん。
底抜けに楽しいナイスガイ。



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KING MIDAS SOUND



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ドイツでのGoh君。路上感



そして現在は目下レコーディングに向けてスタジオでの練習/解体/構築の作業に勤しんでいるわけですが、練習の合間を縫うように、しかしほどけっぱなしのような、自分の普段の生活の片鱗なんてもの、を少し書いてみようかなと思います。
ぼくが住んでいる地域はダルストンというところで、イースト・ロンドンのハックニー区というところのいちエリアです。
数年前までは強盗や殺人が多発していたこの地域も、いまではすっかりクラブやバー、カフェや古着屋などが乱立するエリアとなりました。
基本的にオフの日は散歩をしながら本を読んで珈琲を飲む、の繰り返しなのですが、それだとあまりに寂しい内容なので、少しばかり、ここダルストン、そしてロンドンにおける街の冬の感覚を。
先述した通り、ここ数年ダルストンでも美味しい珈琲を飲ませる店がずいぶん増えました。
スタジオのすぐ近くのここの珈琲も、おっちゃんが愛情を込めて丁寧にローストしてくれます。
練習の日はここで深ーいローストの珈琲を飲んで目を覚まし、地下のスタジオへと向かうわけです。



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おっちゃん



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スタジオ、ここで休憩を取ります



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