こんにちは、ゲスト

ショッピングカート

NEWS & COLUMN ニュース/記事

短期集中連載! タワレコ編集部の〈SUMMER SONIC 2013〉妄想タイムテーブル:ソニックマニア編

タグ
SUMMER SONIC
公開
2013/08/06   21:00
更新
2013/08/07   11:57
テキスト
構成・文/あら

 

 

今年も豪華かつヴァラエティー豊かなアーティストが集結! 開催が迫ってきた〈サマソニ2013〉と〈SONICMANIA 2013〉、どのアクトを観る?!

 

いよいよ8月10日(土)と11日(日)に東京と大阪で同時に開催される恒例の夏フェス〈SUMMER SONIC〉。今年も国内外から豪華かつヴァラエティー豊かなアーティストが集まっており、どのアクトを観るのか、どんな順番で各ステージを巡るのか悩むのも楽しい今日この頃。そんなフェスの醍醐味のひとつと言える〈マイ妄想タイムテーブル〉を、東京公演に参加予定のタワレコ編集部スタッフたちがゆるゆると語りあう短期集中連載! 第3回は、前夜祭イヴェント〈SONICMANIA 2013〉編です!

 

よし「さて、今回は〈サマソニ〉東京の前夜に開催されるオールナイト・イヴェント〈SONICMANIA〉、通称〈ソニマニ〉についての座談会でございます。ヘッドライナーのストーン・ローゼズをはじめ、ペット・ショップ・ボーイズや電気グルーヴなど、〈前夜祭〉というには豪華すぎるほどのラインナップとなっております!」


初音ミク
(c) Crypton Future Media,Inc.All rights reserved.

ふな「ステージは、〈サマソニ〉の〈MOUNTAIN STAGE〉にあたる〈CRYSTAL MOUNTAIN〉、〈SONIC STAGE〉にあたる〈SONIC WAVE〉、〈RAINBOW STAGE〉にあたる〈SPACE RAINBOW〉の3つですが、どれも濃くって目移りしちゃいますね。まぁ、移動は幕張メッセの中だけで済むから、〈サマソニ〉に比べると体力的にはちょっとラクかな?」

よし「いや~油断はできませんよ! 踊らせてくれそうなアクトばかりだし、場内の熱気もすごいでしょうし。トップバッターとして〈SPACE RAINBOW〉に登場する初音ミクから、早くもお客さんが殺到しそう」

きた「たしかに。ミクの参戦を知ったとき、マジでたまげたもんな~。それに、なんか時代は動いてるってのを実感した気がする。CGをステージ上に映し出して、キャラクターが実際にその場で歌ってるように演出するなんて、ほんと近未来とかマンガの世界って感じ。ミクのライヴはまだ映像でしか観たことないから、この機会にぜひ生で体験したいっす!」

よし「私も! 3D映像技術と生バンドの演奏を融合させたミクさんのライヴ、どんなノリが生まれるのかすごく楽しみ」

きた「“メルト”とか“Tell Your World”とかやられたら絶対泣く、俺……」

ふな「どちらも人気曲だから、きたさんの涙が見られる可能性は高い(笑)」

きた「でも実を言うと、UKベース・ミュージック好きの自分としては、そのシーンから浮上してきた4人組バンドのモードステップにもかなり期待してて」

よし「モードステップは〈SONIC WAVE〉の一番手ですね」

きた「そう、だからミクと時間がかぶってるんだけど。現行EDMシーンのど真ん中をいくダブステップ~コンプレクストロなダンス・ミュージックをライヴで叩き出すなんて、興奮せずにいられるかと! 今回は残念ながら出演キャンセルになったゼッドとか、先日の〈フジロック〉で猛威を振るったらしいスクリレックスとかのEDM周りが気になる人はもちろん、プロディジーあたりのデジタル・ロック系が好きな人も絶対観るべき」

ふな「……いつ観るか?」

きた「いまでしょ!」

ふな「ありがとうございます(笑)」

きた「でもなぁ、〈CRYSTAL MOUNTAIN〉1組目のPerfumeも観たいんだよなぁ」

 


Perfume

 

よし「アジア/ヨーロッパ・ツアーを経た3人の、世界標準のステージを堪能しながら踊りたいですね~。〈ソニマニ〉への出演は初なので、〈サマソニ〉とはひと味違った、クラブ空間向けのパフォーマンスに期待してます!」

きた「Perfumeも最新のプロジェクション技術を使って未来的なライヴをしてるから、ここでミクとの夢の共演が実現したりして!? あぁ、身体が3つ欲しい……」

よし「ですね(笑)。ふなさんは?」

ふな「僕はまず〈SPACE RAINBOW〉に行ってFear, and Loathing in Las Vegasを。エモやスクリーモ系のメタリックなロックとハイテンションなダンス・ミュージックが融合した、そのド派手なサウンドで踊り狂わせてほしい!」

よし「本当に激しそう、Fear, and Loathing in Las Vegas」

きた「うん、〈踊り狂う〉という表現はまさにって感じ。でも、彼らの少し後から〈SONIC WAVE〉で始まる電気グルーヴも気になるでしょ?」

 


電気グルーヴ

 

ふな「そうなんすよ~。われわれファンの目には浮かぶのです……約5年ぶりの全国ツアー〈ツアーパンダ2013〉でも見せた、電気ならではの必殺のユーモア&エンターテインメントが、〈ソニマニ〉のオーディエンスをも笑いとダンスの渦に誘うシーンが!」

きた「間違いない、だって電気だもん! とか言いつつ、僕はペット・ショップ・ボーイズを観に〈CRYSTAL MOUNTAIN〉へ向かうつもりですが」

 


ペット・ショップ・ボーイズ

 

よし「私もです~。“Go West”と“New York City Boy”が聴きたい! むしろその2曲しか知りません!」

ふな「思い切った発言(笑)」

きた「たしかに日本では〈PSB=“Go West”の人〉ってイメージが定着してる気がするけど、リリースされたばかりのニュー・アルバム『Electric』はかなりダンス・ミュージック寄りだから、〈ソニマニ〉でも攻めのセットを披露してくれるんじゃないかな。ニール・テナントのα波出てそうな癒やしヴォイスとクサいくらいに耽美なメロディー、でっかいフロアで浴びるように聴きたいっすね~」

よし「ほかにも彼らの曲とは知らずに耳にしていた曲とか、いろいろ発見できそう。ヴェテランのパフォーマンスを目と耳に焼きつけます! で、お次は〈SONIC WAVE〉に移動してクラクソンズを。2007年のデビュー・アルバム『Myths Of The Near Future』はすごくよく聴いたので、ぜひそこからの曲を多めにお願いしたい! たぶん身体が勝手に踊り出すと思います~」

きた「最高のナイトライフを満喫するにはイケてるクラブ・ミュージックが必須ってことで、僕は〈SPACE RAINBOW〉のブレイクボットへ。古き良きディスコの楽しさを現代風にアップデートしたみたいなファンキーかつロマンティックなサウンドは、ダフト・パンクの最新作『Random Access Memories』が好きな人なら絶対ハマると思う。裏の〈CRYSTAL MOUNTAIN〉に登場するストーン・ローゼズを諦めてでも観る価値はあるはず!」

 


ストーン・ローゼズ

 

ふな「いや~、ローゼズはそう簡単に諦められませんよ。2011年のリユニオン以来、世界中の人気フェスでライヴをこなし、再評価の気運はますます高まるばかり。つまり、ロックとダンスを繋いだマッドチェスターのグルーヴは現在もなお磨き続けられているわけで……そんな進化する伝説の〈いま〉をこの目に焼きつけたい!」

よし「昨年の〈フジロック〉はものすごく盛り上がったみたいだから、今回も期待は大きいですね」

ふな「お次は〈SONIC WAVE〉に急行。ハードコアに青春を捧げてきた自分のような人間にとって、いまや人気DJであるスティーヴ・アオキや彼のレーベル=ディム・マックはパンクを抜きに語れませんからね。とはいえ、その変化に富んだキャリアから繰り出される、ロックからエレクトロまでを自在にミックスするスタイルが世界中のダンスフロアを魅了してきたことは周知の事実。パーティーの神髄を知り尽くしたスティーヴのプレイはマストでしょ!」

よし「私はあと、〈CRYSTAL MOUNTAIN〉のラストを飾るサカナクションも楽しみ。“ネイティブダンサー”“アルクアラウンド”“アイデンティティ”“夜の踊り子”など、とにかく無心で踊れるダンス・チューンをめいっぱい浴びたいです。ペット・ショップ・ボーイズ、ストーン・ローゼズというヴェテランたちの熱気には凄まじいものがありそうだけど、現在のサカナクションの勢いなら、彼らに勝るとも劣らないパフォーマンスで巨大なフロアを揺らしてくれそう!」

 


サカナクション

 

きた「きっと大団円っすね。それにしても、ほんとに目移りするわコレ(笑)」

ふな「うん、観たいアクトの時間がかぶりまくり。けっこう忙しい!」

よし「幕張メッセの中だけで済むとはいえ、細かく行き来するとそんなにラクじゃないかも」

きた「〈妄想タイムテーブル〉のなかならいくら動いても大丈夫なんだけどね(笑)」