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【vol.3】――花澤香菜、中島愛など……〈二次元以上。〉スペシャル!

連載
二次元以上。〜brilliant sounds from 2D and over
公開
2014/02/26   17:59
更新
2014/02/26   17:59


二次元以上。【スペシャル】



アニメ関連の素敵音楽にフォーカスする連載【スペシャル】!



東田「観よう、観ようと思ってるうち、ソチオリンピックが終わっちゃったんだけど!」

西野「落ち着いてください。自分も全然観てませんから」

東田「でもアニメは観てたでしょ?」

西野「そりゃあ、アニメは観ますよ。毎クール、新しく始まったものは全部、必ず一度は観ますから(ドヤ顔)」

東田「だからアニメソングにも詳しいのか。そもそも大人になってからアニメを観るようになったきっかけは何なの?」

西野「実はアニソンからなんですよ。自分、昔レコード・ショップのスタッフをやってて、クラブ・ミュージックの担当だったんですけど、ディミトリ・フロム・パリがアニソンを手掛けるっていうので聴いてみたのが最初ですね。“Neko Mimi Mode”っていう曲で、アニメ『月詠 ~MOON PHASE~』のテーマ曲だったんですけど」

東田「フレンチ・ハウスの人ね。90年代の終わりから2000年代の頭ぐらいは当時の渋谷系とかフレンチ・タッチの流れで聴いてた気がする。お洒落なイメージがあったけど、アニソンを手掛けてたのは知らなかったなあ……(パソコンで検索して)〈wikipedia〉によると〈萌えラウンジ〉だって」

西野「これが、めちゃめちゃ良い曲なんですよ!! で、そこからアニメも観るようになって、アニソンも掘るようになって……」

東田「アニソンにハマったきっかけの曲はあるの?」

西野「いろいろ聴いてくうちにMONACAに辿り着いて、その周辺をさらっていってですね……」

東田「MONACAは知ってる。去年のbounceに載ってた河野マリナのアルバム『First Touch』のプロデュースがMONACAの神崎暁だったよね?」

西野「その神崎暁は『涼宮ハルヒの憂鬱』(2006年と2009年に放送されたTVアニメ)の音楽も担当してたんですけど、〈涼宮ハルヒ〉はアニメ自体も当時としては画期的で……(活き活きと語り続ける)」

東田「〈涼宮ハルヒ〉については、やっぱりbounceで紹介されてたアニメ『夜桜四重奏』のキャラクター・ソング集のインタヴューで、プロデュースしたUNISON SQUARE GARDENの田淵智也も名前を出してたよね、ミト(クラムボン)とか元serial TV dramaの新井弘穀とかMOSAIC.WAVとか、あのアルバムはアレンジャー陣も豪華で、アニメを観てない人も楽しめる作品で、去年はとうとうシンガー・ソングライターとしてのアルバムを発表した坂本真綾みたいに、アーティスト活動をしてる作家と組んで良盤を送り出す若手声優もここ数年は目に見えて増えてきているし、逆にそこで、アニメ・シーンを中心に曲を書いている作家との出会いもあるし、あと、例えばキャラソンにしても、さっきの河野マリナの記事に載ってたミラクル★ミネラル★ミューズって『サムライフラメンコ』の作中に登場するアイドル・グループのキャラソンだけど、プロデュースはagehaspringsで、それで、良作を立て続けてたTomato n' Pineを思い出したり……」

西野「珍しく語りますね」

東田「…………ハッ!」

西野「アニメ関連の音楽って、聴いてみたい作品がホント多いですもんね~(また話が長くなりそうな雰囲気)」

東田「(慌てて遮る)それは同意。アニメ以外の入り口も多いし、今月も素敵盤がありすぎて困る感じ!」



▼関連盤を紹介。
左から、ディミトリ・フロム・パリの2004年のシングル“Neko Mimi Mode”(ビクター)、河野マリナの2013年作『First Touch』(アニプレックス)、平野綾の2009年のシングル“Super Driver”(ランティス)、2013年の「夜桜四重奏 -ハナノウタ-」のキャラソン・ベスト&サントラ『桜新町の鳴らし方。』(トイズファクトリー)、坂本真綾の2013年作『シンガーソングライター』(flying DOG)、3月5日にリリースされるミラクル★ミネラル★ミューズのニュー・ミニ・アルバム『恋玉コレステロール』(アニプレックス)、Tomato n' Pineの2012年作『PS4U』(ソニー)

 

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