1924年5月17日生まれ、仏・ベジエ出身のオペラ歌手（バリトン）。本名はオルギュスタン・レイモンド・テオドール・ルイ・バキエ。45年よりパリ音楽院で学び、卒業後はホセ・ベックマンのオペラに参加。53年よりベルギー・ブリュッセルのモネ劇場の一員となり『セビリアの理髪師』でデビュー。仏のオペラやオペレッタを軸に『ラ・ボエーム』『蝶々夫人』などを演じる。56年以降はパリのオペラ＝コミック座やパリ・オペラ座を中心に活躍。60年代以降はウィーン国立歌劇場やミラノ・スカラ座、ロイヤル・オペラ・ハウスで歌うほか、米デビューも果たす。また、パリ音楽院などで教壇に立ち、後進の指導にも尽力。2020年5月13日に死去。95歳没。
2020/05/19 (2020/06/12更新) (CDジャーナル)
