トップ > トレンドは"食"
今週はタワエコが関わるイベント等か2つも行われ、共通するテーマは"食"ということでした。CO2削減の取り組みはもはや世界規模で企業の戦略にまで組み込まれ始めているし一つのベクトルが見えてきた!?ということで、エコや社会貢献を考えている団体の視点が"食"に向いているようです。
一つは3/3に行われた"EARTH DAY TOKYO 2009"の記者会見。例年のように会場のクリーンエネルギー化を初め、当日のブースやステージの紹介があった他に、今年は特に"食"をテーマにしていると言う事で、会場内の食料自給率100%を目指して、昨年からお米の生産まで開始!? 当日は、そのお米で作られたおにぎりや、有機農法で作られた野菜のお新香、オーガニックのオレンジジュースが参加者に出されていました。
詳細は、このページの右→→→のEARTH DAY TOKYOのWEBで見てください。いろいろ面白いです。
そして昨晩新宿LOFTで行われたのが、夏FESのパートナーA SEED JAPANが主催するライブイベント"LIVE ECO LIVE 2009"。もともとはライブハウスのプラスチックコップの無駄をなくす目的でリユースカップの導入をライブハウスに働きかけていた活動の一環で行われていたもの。今年は最近ASJが取り組んでいる携帯などの製造に必要な希少金属の採取のために犠牲になっているゴリラを保護しようという活動"ケータイゴリラ"の紹介があったり、まやっぱりここでも大きなテーマが"食"。
会場では、ASJボランティアが農業実習?を行っている山形県新庄市の自然農法を行っている農家で収穫された幻のお米のおにぎりが入場者にプレゼントされたり、オーガニック素材の食事の販売や野菜の販売も。ここで購入した梅干を肴にお酒とライブ!!という贅沢!?を味わってきました。もちろん野菜も大量購入。おかげで、夜中の歌舞伎町をねぎやキャベツのはみ出したビニール袋を提げて千鳥足で帰る事になりましたが……。
ステージでは、"食"や"農業"をテーマにしたトークセッションも。
茨木で農業の体験ファームを行っている方、山形で自然農法を行っている方、当日ライブも行った犬式の三宅君、ASJ代表の羽仁さんなど。内容はいわゆる"日本の農業政策の間違い"とかではなく、"農業の楽しさ、面白さや、いわゆる3Kイメージと異なる農業"などについてのもの。
新庄の自然農法を行っている高橋さんは、「自分がやっているのは農業ではなく、百姓。百姓は百と女と生と書くように、優しさや思いやりの仕事」と誇りを持って言っているのが印象的でした。茨木の阿見ガーデンファーム(http://gardenfarm.jp)というところでは、来年をメドに個人や企業に土地を貸し出し気軽に農業体験ができる仕組み(貸し農園みたいなもの)を作るとの事。さらに、生産物で自分で食べきれない分は販売まで出来るらしいです。
ちなみに、この週末東京ミッドタウンでLOVE GREEN & ORGANICという、ベランダからオーガニックを始めよう! というイベントがあるらしいのでお時間のある人はどうぞ。(http://www.yuki-hirogaru.net/)
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要するに、建設会社からの献金だ!とか、国策捜査だ!とか、\12,000だ!とか、あーゆー人達をアテにして誰かが何かを変えてくれる!なんて待ってるだけじゃ何も変わらないし、グラスルーツ的な動きはいろいろなところで沢山起きていて、そーゆーエネルギーの方がタフで信頼できる!!!って事ですかね。そして、経済的な価値観だけでない新しい価値観は確かに生まれつつあると言う事でしょう。もちろん、世の中をいい方向に変えて行く事は必要なんですが、多分、自分達が世の中を回しているとか、世界の中心にいるなんて大きな勘違いをしている!?しょーもない人たちと同じ土俵に上がる必要もないということでしょう。
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