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トップ > オーストラリアの砂嵐やら、八つ場ダムやら

掲載: 2009年09月25日 17:30

更新: 2009年09月25日 17:30

文/  班長

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連休後半話題になっていたオーストラリアの黄砂ならぬ赤砂の砂嵐。オーストラリアではここのところ何年も干ばつが続き、中心部では砂漠化が進行していて、今回の赤い砂嵐も気圧配置の影響で飛んできた物との事。現地ではハルマゲドンか!?!?!?的大騒ぎと報道されているようですが、これも温暖化の影響ということでしょうか。ただ、"砂嵐ツアー"なる物があるオーストラリアの人たちが本当はどの程度騒いでいるかは???だと思っているのですが…。



鳩山イニシアティブでも取りざたされている「国際炭素市場」や「排出権取引」。心配なのは、こういうこともすぐ投資の対象にする輩がいる事。ウオール街も一時より持ち直して、この3ヶ月はかなりの利益も出し、大きな投資会社では年末のボーナス分をプールしているとか…。最近オバマ大統領も"ウォール街のモラル"についてスピーチで釘をさしていたようだし、ニュースで街頭インタビューを聞いていると、アメリカの人たちが口をそろえたように"モラル"という言葉を使っていたのが、ちよっと印象的でした。  本来、国境を越えて人類の問題として解決しなければならない環境の問題が、一部の欲の塊の人達のために捻じ曲げられないように注意しないといけないと言う事でしょう。



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一方、日本の八ッ場ダムの建設中止の問題。反対派の住民としてTVのインタビューに答えていたのが、身分を隠していた開発賛成派の町議会議員だったとか、開発している業者や組織には天下りの官僚がいっぱいとか、相変わらずの前近代的なお約束事には思わず笑っちゃいますが。開発が70%進んでいると言う話も、工事の進行状況の話でなくて、予算の70%を既に使ってしまった!?(マジか!)という事らしいし、しかもまだダム本体の着工前!?と言うんだから、どう考えても予算どおりに完成しなそうな予感…。もちろん、作った後は維持費がかかるし…。



治水や人口の減少による使用する水道量の減少など、科学的な根拠がないというデータがあるのであれば、やっぱり開発に関しては再検討すべきなのでは…。



これ、戦争やテロの"負の連鎖"に似ていて、そもそも反対だったのにやむなく移住してしまったような住民の方の感情もわかりますが、どこかの段階で過去を清算して将来の世代のために英断しないといけないと言うことかもしれません…。



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いずれにせよ、政権交代のおかげ?で、いろいろな事がオープンになっていったり、議論が起こるのはいい事だし、TVや新聞で誰がどんな立場でどんな発言しているのか、最近ちよっと面白くなって来たと思うのです。



「本当は、一人の人間が、ある時は"与党脳"になり、ある時は"野党脳"になるのが理想」



これ、脳科学者の茂木さんの言葉。



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