こんにちは、ゲスト

ショッピングカート

トップ > fair use? fair trade?

掲載: 2009年09月29日 22:12

更新: 2009年09月29日 22:12

文/  班長

Img9292119450001



すみません、DMのスキャンに失敗しました…



と言う事で、夏FESやNMNLのT-SHIRTSでお世話になっているpeople treeさんの銀座shopが明日OPENとの事です。場所は……某外資系CDショップがあった所??? 偶然です。



最近では、バングラディッシュやペルー、ケニアなどの少数民族や田舎のコミュニティが生産しているフェアトレードの商品だから…の様な心配はご無用!!  デザインもクオリティも格段に進歩しています。何しろ、国連で25%削減を公約し、その内容に途上国の技術援助なども含まれている日本なので、なにも、エコの科学技術だけでなく、こういったビジネスの仕組みを作る事だって援助?でしょ。



そういえば、昨日の新聞の自民党総裁選のニュースの片隅に「公正利用なら許可いらず 著作権法新規定導入巡って対立」という記事が載っておりました。



これ、たまにここでも書いてますが、アメリカの「フェアユース規定」をモデルにした新規定の事。「批評、報道、教育、研究などを目的とする著作物のフェアユースは著作権侵害とならない」というもの。



この問題を今年の5月から審議している文化審議会の小委員会に、アマゾンジャパン、グーグル、ニフティ、ヤフーの4社が連盟で意見書を出したとの事です。言い分としては、ネットの世界では不可欠な機能である「検索」も、日本では他人のサイトを収集、分析、表示することが著作権違反に抵触するのでは?と言われてきた為に……と言う事みたいですが、もちろん、そんな事は表向きの理由で、通信事業者は、あらゆるコンテンツの著作権がなくなれば、その通信量が増えて潤うと言うわけですね。もちろん、音楽も含まれます。



実際は、こんな単純な問題ではないのですが、とにかく包括的な内容の規定では、拡大解釈して都合のいいように著作権侵害が行われるわけです。残念ながら、世の中モラルのある人だけではないので。しかも、これを解決する為に侵害された側が訴訟を起こして費用と時間を無駄にしなくてはならないというわけ。



違法DLが横行したアメリカの音楽産業や音楽文化がどうなったかはご存知の通り。産業規模は日本の倍だったのが、今や日本以下とも言われているし、最近いい洋楽聞かないなー、なんて思っている人も多いはず。音楽専門小売店がなくなったアメリカでは、リアルな音楽ソフトは電気量販店やディスカウントストアの様なところがメインに扱っている状況。日本で言ったら、××ホーテとか、××電気にしか音源が売っていないわけです。そうなったら、売れる音源だけが特売価格でドーンと叩き売られるようになる……なんて、想像はすぐつくというもの。そして、セールスは必ずしも大きくなくても、新しかったり、面白かったりするアーティストの音源は入手する方法が狭められる。そして、彼らは活動の場を奪われる。結局、文化全体が沈下する…という負の連鎖が起こるわけです。



「フェアユース」とかいうとなんかスマートな感じがするんですが、こういう耳障りのいい言葉は体外に怪しい事が多いわけで、本当に考えるべきは音楽も「フェアトレード」と言う事ではないか!!!と思う、今日この頃なわけです。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
https://tower.jp/blog/tower-eco/2009/09/41396?tb
(トラックバックは記事投稿者が公開するまで表示されません。)

この記事へのトラックバック一覧です:

月別アーカイブ