フォーマット |
SACDハイブリッド |
---|---|
構成数 |
3 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
デジパック |
発売日 |
2022年11月05日 |
---|---|
規格品番 |
TDSA241 |
レーベル |
|
SKU |
4943674367115 |
※SACDハイブリッド盤。世界初SACD化。モノラル録音
※正規盤初DISC化(DISC1)
※デジパック仕様
※本国のオジリナル・アナログマスターテープから192kHz/24bitでハイレゾ化したマスター音源を使用
※2022年最新マスタリング音源使用(SACD層、CD層を個別にマスタリング)。マスタリング・エンジニア:藤田厚生氏
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(解説書内に他のオリジナル・ジャケット・デザインを一部使用)
※解説:山崎 浩太郎氏(新規解説)、ヴァンデルノートの簡易ディスコグラフィ付、解説書合計16ページ
ヴェンデルノートの代表的モーツァルト録音、交響曲全9曲を集成。DISC1は正規盤初DISC化!
新規で仏アナログ・マスターテープより最新復刻。新規解説付。モノラル録音。世界初SACD化!
当時俊英指揮者として活躍が期待されていたヴァンデルノートが1956-58年にかけてパリ音楽院管弦楽団と残したこの交響曲録音は、モーツァルト演奏のひとつの理想形と言われるほど現在でも多くの支持を得ている名盤中の名盤です。これまでCDでは第35番以降の6曲のみ復刻されていましたが、今回正規盤では初めて第25,29,33番の3曲をDISC化。当時収録した全9曲を今回の発売のために新規で、仏オリジナルのアナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリングを行いました。モノ音源ながらも高音質化の効果が著しい録音です。新規解説、ヴァンデルノートの簡易ディスコグラフィ付。
最新のDefinition Seriesは、ヴァンデルノートとパリ音楽院管弦楽団が遺した珠玉のモーツァルト演奏2点をお届けします。この盤は1956年から58年にかけて収録した交響曲集3枚組です(同時発売:フェラスとのヴァイオリン協奏曲第4,5番TDSA244)。指揮者アンドレ・ヴァンデルノート(1927-91)の名は現在ではほぼ聞く機会はないかも知れません。30代前に仏Pathe社と契約し、以降1964年までの短い間にメジャーレーベルとパリ音楽院管弦楽団やフィルハーモニア管弦楽団、ベルリン・フィルと録音を行って以降は一部のセッション録音を除いてはライヴ音源が僅かにあるだけでした。日本にも読売交響楽団への客演が1965年と翌年にありますが、1960年代半ばから海外への客演やレコーディングに疑問を持ち、以降故郷のベルギーのみを中心に指揮を行ったため、その後の航空機の発達による音楽界の均一化の波と逆行するような形で地元に留まり、活動を行っていたことによります。
(1/2)
今回、本国にあるオリジナルの2Chのアナログ・マスターテープから、192kHz/24bitでデジタル化を行ったフラットマスターを使用し最新でマスタリングを行っています。マスターは一部に曲中のノイズや終結部付近の各ドロップアウトも存在しており、さらに曲によって状態はまちまちでしたが、極力オリジナルのバランスを重視し、音楽的な観点でのマスタリングを心掛けました。モノラル録音ながらもSACD化の効果は存分に感じられると思います。尚、解説書には山崎浩太郎氏による新規文章を掲載しました。ジャケットは第25,33,29番のデザインを採用しています。
このシリーズでは、SACD層では伸びのある高域と柔らかなニュアンスと共に高い解像度と豊かな音場を、CD層はまとまったしっかりとした音と共に押し出される実在感ある音色を目指しています。CD自体のポテンシャルも高く、むしろ両方の良さを堪能できるSACDハイブリッド盤としてもお楽しみください。今回のDefinition Series第49弾は、計2タイトルを発売いたします。
(2/2)
構成数 | 3枚
エディション | Remaster
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:
<DISC1>
1. 交響曲 第25番 ト短調 K.183
2. 交響曲 第29番 イ長調 K.201
3. 交響曲 第33番 変ロ長調 K.319
<DISC2>
4. 交響曲 第35番 ニ長調 K.385 「ハフナー」
5. 交響曲 第36番 ハ長調 K.425 「リンツ」
6. 交響曲 第38番 ニ長調 K.504 「プラハ」
<DISC2>
7. 交響曲 第39番 変ホ長調 K.543
8. 交響曲 第40番 ト短調 K.550
9. 交響曲 第41番 ハ長調 K.551 「ジュピター」
【演奏】
パリ音楽院管弦楽団
アンドレ・ヴァンデルノート(指揮)
【録音】 *モノラル録音
20. I. 1958 (No.25), 21 & 22. I. 1957 (No.33), 1 & 3. VI. 1957 & 24. I. 1958 (No.35), 19 & 20. III. 1957 (No.36), 27 & 28. I. & 13. IV. 1958 (No.38), 24. I. 1958 (No.39), 3 & 4. X. 1956, 15 & 16. IV & 7. VI. 1957(No.40), 4. 5 & 12. II. 1957 (No. 41), Salle Wagram, Paris
1 & 2. X. 1956 (No.29), Maison de la Mutualite, Paris
*以上の録音データは現ワーナーには現存していないため一部調査の上で掲載
【原盤レーベル】
Warner Classics(旧EMI音源)
-
1.[SACDハイブリッド]
-
2.[SACDハイブリッド]
-
3.[SACDハイブリッド]
-
以前、EMI時代にタワー企画盤としてCDで後期6曲の復刻を行っていたが、その際に収録されていなかったアルバム1枚分(交響曲第25,29,33番)が今回初DISC化で納められたことで、ようやくヴァンデルノートがパリ音楽院管と残した珠玉の全9曲の交響曲が全て復刻された。しかも前回向上していた音質が、今回あらためて本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化されたことで更なる改善が行われている。演奏はこれぞモーツァルトの神髄と言った佇まい。同企画で既発のハイドシェックとのピアノ協奏曲集と共に嗜みたい一級品。ヴァンデルノートの録音の中でも群を抜く名盤であることは間違いない。
intoxicate (C)北村晋タワーレコード (vol.161(2022年12月10日発行号)掲載)
残りの6曲は昔から愛聴していて、音に満足していたので、発売されるまでその存在を知らなかった25,29,33番の3曲のために買った。
その3曲も良かった。特に33番は初めていい曲と思った。
昔、「何も考えなくても彼が振ればモーツアルトになる。」という評を読んだことがあるが、本当にそうだと思う。