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70年代カリブ音楽を代表する音楽家マリウ・クルティエの傑作が復刻

地を這うようにうねるパーカッション!縦横無尽のマリウのキーボード・プレイ!

 

Marius Cultier

2012年リイシューしたマリウ・クルティエの『ウェレレ・スースカイ』は、初回限定プレスCDが2週間ほどで完売してしまうほど話題となりました。マルチニークにとどまらず70年代のカリブ音楽を代表する音楽家でありキーボード奏者であるマリウが、77年に同じくフランス<Fiesta>レーベルに残したもう一枚のアルバムがこれです。

やはり『ウェレレ…』に劣らぬ素晴らしい内容を誇る傑作と言えるでしょう。前作は少しアフロ・ファンク寄りのナンバーが収録されていましたが、こちらはよりカリブ音楽のルーツを意識したアルバムとなっています。1曲目の「Zondali」はマルチニークのビギンを取り入れてモダンに昇華させた、マリウ・サウンドの集大成ともいえる大傑作です。マラヴォワが80年代以降深化させていく音楽を、すでに70年代にして完成してしまっていたのに驚かされます。さらに特筆すべきは『ウェレレ…』では比較的おとなしかった彼の異次元のキーボード・プレイが炸裂していることです。この曲をはじめアルバム全体で聴ける常識はずれのぶっ飛んだ音で弾きまくるマリウのキーボードにはぜひ注目してみてください。
3曲目の「Eso Guedé」はやはりマルチニークの伝統的な音楽シューヴァル・ブワを彷彿とさせるアフロなリズムが凄い。4曲目の「Easy」や7曲目の「Ce Roulé Man Ka Roulé 」あたりでは正しくキューバ音楽の影響を受けたラテン・サウンドが楽しめます。全9曲まったく隙のない濃密なアルバムで、レア・グルーヴのファンにもオススメしたい一枚です。
なお本作は、76年にマイナー・レーベル<Magidisco>からリリースされたアルバムから2曲ほど入れ替えたほぼ同じ内容となっています。初回完全限定プレス!

 

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2013年04月16日 11:53