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ゲルギエフ、還暦祝いに送られた旧ソ連風歌劇の初演~シチェドリン:歌劇「左利き」

ゲルギエフ~シチェドリン:歌劇「左利き」

ゲルギエフ還暦のプレゼントとして作られたシチェドリンの新作、超充実の記録
SACDハイブリッド盤。1932年生まれのロディオン・シチェドリンが2013年に作曲した最新オペラの世界初録音。ゲルギエフの還暦誕生日プレゼントとしてマリインスキー劇場が委嘱し、2013年7月27日のステージ初演の記録というのも興味津々です。
原作はニコライ・レスコフ(ショスタコーヴィチの「ムツェンスクのマクベス夫人」の著者)の小説「ぎっちょの鍛冶屋とのみ」(池田健太郎訳 東京創元社刊)に基づきシチェドリンの6作目のオペラにあたります。「ムツェンスクのマクベス夫人」と違い風刺的な喜劇で、古き頑固なロシア男の生き様、ロシアとイギリスの関係などが滑稽に描かれています。
旧ソ連の大物作曲家のなかで、現在でも気炎を吐いているシチェドリン。ショスタコーヴィチ的な旧ソ連作風が健在なのはまさに奇跡と申せましょう。こうした音楽で育ったゲルギエフが、シチェドリンにこだわり偏愛し続けるのも納得の魅力があります。シチェドリンもゲルギエフの還暦プレゼントということもあり、いつも以上に力の入っていて充実感満点。華麗なオーケストレーション、老練な舞台効果、音楽に込められた皮肉と悲哀など、最良のソ連音楽の伝統を最新で味わえる贅沢さ。ゲルギエフ組の歌手陣も充実。主役のアンドレイ・ポポフは昨2014年のNHK音楽祭でリヒャルト・シュトラウスの「サロメ」のヘロデ役が記憶に新しいテノール。またシャーロット王女役のマリア・マクサコワも昨年来日した若手メゾ。ゴロワーノフのお気に入りだった伝説のソプラノ、マリア・マクサコワの実孫というのも注目です。ゲルギエフの指揮も見事で、ソ連オペラ最盛期の響きを再現しています。
(キングインターナショナル)

ワレリー・ゲルギエフ(指揮)

【収録曲】
シチェドリン:歌劇「左利き」(2013)
【演奏】
左利き:アンドレイ・ポポフ(Ten)
アタマン・プラトーノフ:エドワルド・ツァンガ(Bs)
皇帝ニコライ一世:ウラジーミル・モローズ(Br)
蚤:クリスチーナ・アリェワ(Sop)
シャーロット王女:マリア・マクサコワ(Ms)、
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
マリインスキー劇場管弦楽団、同合唱団
【録音】
2013年7月27、28日 マリインスキー劇場コンサートホール(セッション録音)

カテゴリ : ニューリリース | タグ : SACDハイブリッド(クラシック) 高音質(クラシック)

掲載: 2015年03月02日 16:49