クライバー+コヴェントガーデンの“エレクトラ”出演者提供音源よりリリース!
残念なことに、後年クライバーは、“エレクトラ”をレパートリーから外してしまいましたが、波打つような管弦楽表現を持つシュトラウス作品は、どう考えてもクライバー向きと申せましょう。息詰まる緊張感、奈落の底へ叩き付けられるようなカタルシスと弛緩。刺激的な時間が最後まで持続します。歌手も見事であり、ニルソン、ジョーンズの豪快で野太い歌唱は、まさに絶唱と言うべきでしょう。ロンドンのロイヤル・オペラハウスとは良好な関係を保ち、1990年代まで共演を繰返しました。音質はモノラルですし、限界はありますが出演者ご提供によるソースで、既出盤よりも改善されております。
(ミューズ貿易新社)
リヒャルト・シュトラウス:歌劇“エレクトラ”全曲
カルロス・クライバー指揮
コヴェントガーデン王立歌劇場管、合唱団
マルタ・シルメイ、ビルギット・ニルソン、グィネス・ジョーンズ、チャールズ・クレイグ、ドナルド・マクリンティル他
1977年5月14日ライヴ<モノラル>
MEMORIES MR2452/2453(2CD)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2015年08月19日 16:00