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ヴェンツァーゴ&ベルン響の同胞愛に満ちたオネゲルの管弦楽作品集

ヴェンツァーゴ1

1877年に創設された歴史あるスイスのオーケストラ、ベルン交響楽団が、首席指揮者兼芸術監督マリオ・ヴェンツァーゴのタクトでオネゲルの管弦楽作品をレコーディング!
近現代作品をはじめ幅広いレパートリーを持つヴェンツァーゴは、ミュンシュとアンセルメに縁のあるオネゲルの「ラグビー」、「典礼風」、そして「三つのレ」を選曲。
ボレイコ、キタエンコ、デュトワ、マーク、クレツキ、クーンなど、多くの名指揮者たちとの共演によって培われてきたベルン交響楽団の機動力の高さが存分に発揮された秀演です。
(東京エムプラス)

フランス6人組の一人というレッテルを貼らた上で語られることが少なくないスイス人の作曲家、アルテュール・オネゲル。しかし、スイスのドイツ語圏で成長したオネゲルは、反ワーグナーを標榜した他のメンバーたちとは異なり、ドイツの伝統的な音楽に自らのルーツを求めた作曲家でした。成人となってからの人生のほとんどをパリで過ごしたにもかかわらず、バッハに深く傾倒し、現代の音楽語法をキマイラ的に融合させて、オラトリオなどというバロック時代の音楽スタイルを蘇らせたのは、そんなオネゲルだったのです。
過去と現代の融合を目指した彼の音楽は、パッチワーク的と言っても過言ではない融通無碍な作風が特徴。映画音楽の分野にも積極的に関わりを持ち、交響的断章(運動)第1番“パシフィック231”のような大衆にもアピールする作品を書いたのも確信犯的でした。バッハもまた、大衆に向けた音楽を数多く書き記した作曲家であったのです。
その肖像写真がスイス・フラン紙幣にも使われている故国の偉人、オネゲルの知られざるオペレッタ“ポゾール王の冒険”をヴェンツァーゴは、1995年に同じMusiques Suissesレーベルからリリースしています。同レーベルに、やはりスイスのドイツ語圏作曲家、オトマール・シェックの作品をさかんにレコーディングしていた彼もまた、チューリヒ・ドイツ語を母国語とするチューリヒ生まれの音楽家なのです。ここに来て一気に花開いた観のあるヴェンツァーゴの使命感に燃えた指揮ぶりをお楽しみください。
(タワーレコード)

【収録曲目】
オネゲル
1. 交響的断章(運動)第2番“ラグビー”
2. 交響曲第3番“典礼風”
3. 交響曲第5番“三つのレ”
【演奏】
マリオ・ヴェンツァーゴ(指揮)
ベルン交響楽団
【録音】
2015年12月(1)、2012年5月(2)、2015年8月(3)、ベルン、クルトゥールカジノ

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2016年08月28日 15:06