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エロール・ガーナー(Erroll Garner)、未発表ライヴ音源『Nightconcert』

Erroll Garner

photo Nico Van Der Stam

 

エディ・カルフーンとケリー・マーティンを加えたエロール・ガーナーのトリオは、1958 年から1965 年まで活動した最長にして最強のトリオ。

その間にこのトリオは、米コロムビアへの『Paris Impressions』を皮切りに、Philips に『Close Up In Swing』、MGMに『Campus Concert』、Reprise に『One World Concert』など、傑作を多数残した。

このトリオは、ガーナーの“ビハインド・ザ・ビート・スタイル”の魅力を表現するにはピッタリの人選で、50年代よりもタッチやビートへの乗り方の粘り具合が次第に強くなってきたガーナーの強烈な個性が存分に発揮されることになった。

このトリオが初めて海外に出たのは1963 年で、その時マンチェスターのフリー・トレイド・ホールで行われた演奏がJazz Grooveからリリースされている。

その次の欧州ツアーは1964 年で、やはりフリー・トレイド・ホールでの演奏がアルバム化されている他、11月7日にアムステルダムのコンセルトヘボウでのコンサート中の8曲がPhilipsから『Amsterdam Concert』としてリリースされている。

今回登場した16曲も同じ日の演奏だが、Philips 盤収録の8 曲のうち「More」と「Moon River」は収められていないため、10トラックが未発表音源。演奏の開始は、23時過ぎで、真夜中のコンサートながら、収録された演奏は、オープニングから、グルーヴ感も満点の鮮烈演奏。ガーナーの唯一無二の個性といえる“ビハインド・ザ・ビート”は50年経った今でも古くなることなどまったくなく、瞬間の煌めきが宿っている。一方、バラード演奏も魅力。トラック4は、ポール・ニューマンが出演した恋愛コメディ映画『A New Kind Of Love』(邦題:パリが恋するとき)でオーケストラをバックにした演奏がサウンドトラックに収録された楽曲で、この曲をトリオで聴けることも貴重。美しいハーモニーを流麗なタッチで奏でるスロー・バラードにもガーナーの真骨頂がある。

スウィング感、グルーヴ感があふれる演奏と、バラード演奏16曲、全てが素晴らしかった一夜の決定的な記録!

メンバー:Erroll Garner(p)、Eddie Calhoun(b)、Kelly Martin(ds)

当時のエピソードやクリスチャン・サンズの楽曲解説も収録した充実のブックレット付。日本盤仕様は、帯、解説付=英文解説完全翻訳ブックレット。LPは180g重量盤(MP3ダウンロド・コード付)。

タグ : ジャズ復刻&発掘 リイシュー

掲載: 2018年07月30日 09:31