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ヴォーカル・アンサンブル「ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ」の新録音!ジェズアルド:マドリガーレ集第2巻

ジェズアルド

レコード・アカデミー賞2017で音楽史部門賞を受賞した屈指のヴォーカル・アンサンブル“ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ”!これまで度々取り組んできた異端の天才カルロ・ジェズアルドの新録音!

モンテヴェルディの傑作「聖母マリアの夕べの祈り」(GCD 922807)で2017年レコード・アカデミー賞「音楽史部門賞」を受賞し、一躍その名を世界へ轟かせた屈指のラテン系ヴォーカル・アンサンブル、"ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ"。

第9弾となる新アルバムは、「マドリガーレ集第6巻(GCD 922801)」、「レスポンソリウム集(GCD 922803)」、「マドリガーレ集第3巻(GCD 922806)」と、同グループが最初の録音から度々取り組んできた異端の天才、ジェズアルドの音楽。聖職者の家柄、ヴェノーサ公、コンツァ伯という貴族であると同時に、妻と不倫相手を殺めた血塗られた側面、晩年の孤独な末路という数奇な人生を歩んだ天才作曲家、カルロ・ジェズアルド(1566-1613)。

1594年にフェラーラで出版された5声のマドリガーレ集第2巻は、後期のマドリガーレ集に見られるテキストの心理的な歪みや苦しみ等は少なく、より穏やかなアプローチですが、その感受性豊かな音楽の洗練さは既に成熟したものとなっていました。

アディショナル・トラックとして、ジェズアルドの宮廷で働き影響を与え合ったポンポニオ・ネンナやジョヴァンニ・デ・マックなど、同時代のマドリガーレ作曲家たちの作品も多数収録しています。
(東京エムプラス)

『ジェズアルド:マドリガーレ集第2巻』
【曲目】
カルロ・ジェズアルド(1566-1613):マドリガーレ集第2巻(1594)
おまえはわずかな痛手で
いとしいひとを奪わないでくれ
苦悩がこんなにも甘美なものなら
私が黙ると悲しみが迫り
かわいらしくて色っぽいほくろよ
雪のように白い手を
この手ではないのか
かぐわしい手袋から
優美なヴェールの中から
あの燃えるような輝く眼が現れると
おまえは少しずつ
ああ, なんと大きな苦しみなのか
別れにあたって私の心は
私は決して変えないだろう

[アディショナル・トラック]
ポンポニオ・ネンナ(1556-1608):情けをと私は泣きながら叫ぶのだが
ジョヴァンニ・デ・マック(c.1548-1614):あなたは私の涙に泣く
ネンナ:ああ, あなたは私を捨てた、ため息, 口づけと言葉
デ・マック:私の悲しみが増し
ネンナ:Ecco, o dolce,o gradita
ジュゼッペ・パラッツォット・タリャヴィーア(1583-before-1653):私を殺して, 残酷な女よ
シジズモンド・ディンディア(c.1582-1629):さあ, これで私は死ぬのです
ジェズアルド:ああ, 痛ましい喜び

【演奏】
ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ
[メンバー]
ロッサーナ・ベルティーニ(ソプラノ)
フランチェスカ・カッシナーリ(ソプラノ)
エレーナ・カルツァニーガ(アルト)
ジュゼッペ・マレット(テノール)
ラッファエレ・ジョルダーニ(テノール)
ダニエレ・カルノヴィチ(バス)

【録音】
2018年4月24日-28日(ジェズアルド:第2巻)
2018年6月24日-26日(その他の作曲家)
2018年9月20日(ジェズアルド:ああ, 痛ましい喜び)
聖ロッコ&セバスティアーノ信心会(トリノ、イタリア)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2019年08月30日 00:00