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The Doors(ザ・ドアーズ)、4作目『The Soft Parade』が50周年記念デラックス版リイシュー

The Doors(ザ・ドアーズ)

1969年7月18日にアメリカで発売されたドアーズ通算4作目のスタジオ・アルバム『ソフト・パレード』。全米6位を獲得した本作は、バンドにとって4作目の全米TOP10アルバムでもあった。アルバムからは、シングル「タッチ・ミー」が全米1位を獲得するヒットとなっているが、その一方でブラス・セクション、パーカッションを大胆に導入したスタイルは当時大きな反響を呼んだ。

その『ソフト・パレード』発売50周年を記念したデラックス・エディションが発売となる。オリジナル・アルバムの最新リマスター音源に未発表ヴァージョンなどを収録したCD3枚とオリジナル・アルバムを180グラム重量盤で収録したこの作品は、完全限定盤でリリースとなる。

CD-1に収録されているのは、オリジナル・アルバムとシングルのB面曲「フー・スケアード・ユー」。全曲、これまでもドアーズ作品のリマスター・エンジニアであるブルース・ボトニックがリマスターを手掛けている。

本デラックス・エディションの核となるのは、CD2収録の本邦初公開となる12曲の未発表ヴァージョンだろう。その中でも特に注目したいのが、オリジナル・ヴァージョンのブラス・セクションやストリングスを大胆に除いた5曲の”ドアーズ・オンリー”ヴァージョンだろう(「テル・オール・ザ・ピープル」、「タッチ・ミー」、「ウィッシュフル・シンフル」、「ラニン・ブルー」、「フー・スケアード・ユー」)。さらにこれらの”ドアーズ・オンリー”ヴァージョンのうち、「タッチ・ミー」、「ウィッシュフル・シンフル」、そして「ラニン・ブルー」の3曲では、ロビー・クリーガーが新たにギター・パートをオーバーダブしている。

CD-2にはこれらの他、今回が初公開となるスタジオ・リハーサルで録音された3曲の楽曲にもスポットライトを当てている。ここでヴォーカルを務めてるのは”Screamin Ray Danielsこと、レイ・マンザレク。楽曲の中には、『ソフト・パレード』の次作となる『モリソン・ホテル』に収録されることとなる「ロードハウス・ブルース」のアーリー・ヴァージョンも収録されている。このスタジオ・リハーサル・ヴァージョンではストーン・テンプル・パイロッツのロバート・ディレオによって新たに録音されたベース・パートが加えられている。ちなみにロバートは2016年、レイ・マンザレクのトリビュート・コンサートでロビー・クリーガーとジョン・デンスモアとともにステージに立ったこともある。

CD-3にはスタジオ・アウトテイク集が収録されている。その中には、ブートレッグで出回っていた1時間にも亘るジャム・セッション「ロック・イズ・デッド」が初めて現存する完全な形で登場する。その長尺セッションの中で、ドアーズは初期のデルタ・ブルースからサーフ・ミュージックまでロックの歴史を音で辿りながら、最後にはロックの死を表現しているなど、ファン垂涎の聴きどころが満載である。

LPサイズのハードカバー・ブック型パッケージで発売となる本作には、ロック・ジャーナリスト、デヴィッド・フリックによるライナー・ノーツも掲載されている。ドアーズの歴史の一頁がまた明らかになる――。

 

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タグ : リイシュー リマスター ロック復刻&発掘

掲載: 2019年10月21日 19:48