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Naxos~2020年7月第1回発売新譜情報(8タイトル)

ラフマニノフ

今回は、ほとんどが世界初録音となる好評のオーベールの序曲集第2集。ほかに、ギター編曲版J.S.バッハの“無伴奏チェロ組曲”第1集、20世紀英国の作曲家ハーバート・ハウエルズのピアノ曲集第1集、ロッシーニのカンタータ“テーティとペレーオの結婚”、サクソフォン、コルネットの作品集など世界初録音を含むCD8タイトルがリリースされます。

オーベール(1782-1871):序曲集 第2集
ダリオ・サルヴィ(指揮)チェコ室内管弦楽団パルドビツェ

フランスの歌劇作曲家オーベールの序曲集。好評を博した第1集(8.574005)と同じく、ダリオ・サルヴィの指揮による第2集には、ほとんどが世界初録音となる序曲や間奏曲と、やはり世界初録音の「ヴァイオリン協奏曲」が収録されています。
明るく大胆な和音で始まる《宮廷の音楽会、またはデビュタント》序曲は、社会的陰謀を乗り越え、宮廷歌手の職を得る歌手アデルの物語。オーベールが好んで用いた“反復する音型"が至るところに現れる楽しい作品です。
他には18世紀ローマを舞台にした《フィオレッラ》序曲、オーベール最初の舞台作品《ジュリー》の簡素ながら美しい調べを持つ序曲など、エレガントで洗練された作品が並び、またタルティーニやモーツァルトを思わせる古典的な佇まいの「ヴァイオリン協奏曲」も聴きどころです。
(ナクソス・ジャパン)

J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲第1集(ジェフリー・マクファーデンによるギター編)
ジェフリー・マクファーデン(ギター)

バッハの無伴奏チェロ組曲は、今でこそ“チェロの旧約聖書”と呼ばれ、あらゆるチェリストの憧れの作品であるとともに、バッハ作品の中でも最高峰に位置づけられる曲集です。バッハの死後、ほぼ1世紀半の間はほとんど見向きもされなかったというこの作品の価値を見出したのは、ほかならぬ名奏者パブロ・カザルス。少年時代にこの曲集に魅入られたカザルスは、念入りに作品を研究し、25歳の時に初めて公の場で演奏。作品の素晴らしさが多くの人に知れ渡ることとなりました。チェリストだけではなく、ギタリストたちもこの曲の持つ芸術性に魅せられ、まず、フランシスコ・タレガは第3番からブーレをギター用に編曲。またアンドレス・セゴビアもいくつかの曲をギター用に編曲するなど、これまでも多くのギタリストたちがこの曲集にさまざまな形で挑み、素晴らしい演奏を披露しています。
カナダ出身のジェフリー・マクファーデンも作品に魅了された一人。自ら作品をアレンジし、バッハが要求する複雑な対位法を明確にギターで表現することに成功しました。
(ナクソス・ジャパン)

ハウエルズ(1892-1983):ピアノ作品集 第1集
マシュー・シェルホーン(ピアノ)

20世紀英国の作曲家ハーバート・ハウエルズのピアノ曲集。幼い頃、家にあったアップライトピアノを妹と共に奏でることが最初の音楽教育だったというハウエルズは、グロスター大聖堂のオルガン奏者ハーバート・ブルワーに学ぶとともに、ここで机を並べたアイヴァー・ガーニーと終生に渡る友情を結びました。
後に宗教曲作曲家として名を馳せることになるハウエルズですが、このアルバムでは王立音楽大学で学ぶ以前に書かれた初期作品『夏の牧歌』から、ドビュッシーを思わせる「幻想曲」、晩年の成熟した作風に拠る『ペトリュス組曲』まで8作品を収録。全てが世界初録音であり、またハウエルズの作曲スタイルの変遷がくまなく捉えられています。1977年ヨークシャー生まれのピアニスト、シェルホーンが作品の魅力を伝えます。
(ナクソス・ジャパン)

ロッシーニ(1792-1868):カンタータ『テーティとペレーオの結婚』
ピエトロ・リッツォ(指揮)、ヴィルトゥオージ・ブルネンシス、グレツキ室内合唱団

1815年、ナポリの劇場で《エリザベッタ》を初演、一夜にして名声を獲得した23歳のロッシーニ。以降、有利な契約でサン・カルロ劇場の音楽監督に就任し、数多くのオペラや声楽曲を精力的に生み出すこととなります。
このカンタータ『テーティとペレーオの結婚』は1816年の作品で、ロッシーニの有力な支持者となったブルボン王室の結婚の儀を祝して書かれたもの。花嫁と花婿は海の女神テティスと英雄のペレウスになぞらえられています。後にロッシーニの妻となるコルブランを始めとした、当時の人気歌手たちの技量が存分に生かされた装飾的な旋律を、多彩なオーケストレーション、力強い合唱が盛り立てる壮大なカンタータです。
(ナクソス・ジャパン)

アンディ・スコット(1966-):『ウェストランド』~サクソフォンとピアノのための作品集
ティモシー・マカリスター(サクソフォン[各種])、他

40年以上の長きに渡りサクソフォン奏者として活躍してきたアンディ・スコット(1966-)。アポロ・サックス・カルテットの創設メンバーとしてスタイルやジャンルにこだわることなく、さまざまな音楽を演奏してきた彼の作品は、常に自由であり何物にも縛られることがありません。
このアルバムには、スウェーデンのピアニスト、エスビョルン・スヴェンソンの思い出に捧げられたジャズ風の「3文字の言葉」、サックスが生まれたフランスに敬意を表した「ソナタ」、英国の詩人レム・シセイの同名の詩からインスパイアされた即興的な「そして全てがまだ」、エネルギッッシュな「MHP」などの世界初録音を含む様々な作品が収録されており、スコットが思い描いた音楽世界を垣間見ることができます。名手マカリスターは3種類のサクソフォンを使い分け、全ての作品に共感を込めて演奏しています。(ナクソス・ジャパン)

『EGREGORE+』~コルネットと室内オーケストラのための編曲集
ファビオ・ブルム(コルネット[各種])、パーチョ・フローレス(指揮)コンソナンツ室内アンサンブル

アルバムタイトルの「EGREGORE」とは同一の思念、目的を持つ集合体の意味。複数の人々が様々なエネルギーを共有することを意味しており、“トランペット・ファミリー”に含まれるコルネットやフリューゲルホルンの多彩なサウンドを紹介するための革新的なプロジェクトの名前としてふさわしいもの。添えられた「+」には、新しい方法にトライすることが表明されています。
ここではプロジェクトのために特別に開発されたモダン楽器を使用、楽器の特性に合わせヴィヴァルディからヴィラ=ロボスに至る各々の作品にアレンジを施すことで、コルネットが持つ独特の色彩感を味わっていただけます。このアルバムでデューを飾るファビオ・ブルムはリオ・デ・ジャネイロ出身のトランペット奏者。現在はスペインの楽器会社「STOMVI」の専属アーティストとして、楽器の魅力を世界中に広めています。
(ナクソス・ジャパン)

ロリ・レイトマン: 秘密の出口 他~ソプラノとクラリネットのための作品集
クリスティーン・ハースト=ヴァイシュチュク(ソプラノ)、デニス・ゲイニー(クラリネット)

現代アメリカを代表する声楽曲作曲家の一人ロリ・レイトマン。このアルバムでは彼女の作品を中心とした、21世紀のソプラノとクラリネットのために書かれた作品を聴くことができます。
レイトマンの『もう二度と蝶々を見ることはなかった』はテレージエンシュタットの強制収容所に連れてこられた子供たちが記した、希望と絶望の詩をテキストにした深く感動的な作品。1996年に初演されたこの曲からインスピレーションを受けた歌手クリスティーン・ハースト=ヴァイシュチュクとクラリネット奏者デニス・ゲイニーがレイトマンに続編の作曲を依頼、生まれたのが『秘密の出口』です。こちらはドイツの詩人ネリー・ザックスの詩が用いられており、やはり生と死が作品の根源となっています。『リヴィング・イン・ザ・ボディ』は愛、記憶、再生の物語。アルバムではオッパーマンの「アン・スール」とローゼンブラムの「冬の雨」を付け加え、深い余韻をもたらしています。
(ナクソス・ジャパン)

フランシス・ポット(1957-):夜明けと共に/ワード 言葉
マシュー・ベリー(指揮)コモーショ(合唱団)、他

英国出身の合唱音楽作曲家フランシス・ポット。ドラマティックで感情豊かな彼の音楽は、過去の伝統を未来へ繋ぐ架け橋として高く評価されており、世界の40か国以上で演奏、放送されています。
このアルバムには2010年代に作曲された2つの世界初演作を収録。『夜明けと共に』は親しい人の死を悼むモテットを中心に、それを取り巻く瞑想的な曲で構成された作品。嘆き悲しむかのようなチェロが曲に寄り添い、言葉のない歌を奏でています。『言葉』はマートン・カレッジの創設750周年記念の委嘱作。ポットは、ウェールズの司祭、詩人ロナルド・スチュワート・トーマスの美しくも難解な詩を、聖ヨハネのプロローグに合わせ、ポスト・モダンの時代における“新しい福音書”として人々に提示します。
神秘的な合唱を披露するのは1999年に創設された「コモーショ」。現代作品をレパートリーの中心に据え、数多くの作品の初演を担う実力派合唱団で、2012年にリリースされたポットの合唱曲集(8.572739)でも見事なアンサンブルを聴かせています。
(ナクソス・ジャパン)

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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2020年06月01日 00:00