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世界初録音も含む!フリーデマン・アイヒホルン~鬼才コンポーザー=ピアニスト、ファジル・サイ:ヴァイオリン作品全集


[naxos japan 公式チャンネルより]

ピアノ伴奏はファジル・サイ!協奏曲の指揮はエッシェンバッハ!

鬼才ピアニストとして知られ、数多くのファンを持つトルコ出身のファジル・サイ。彼は同時に優れた作曲家として数多くの作品を発表しています。

1997年に書かれた、青春期特有の若々しい感性に満ち溢れたヴァイオリン・ソナタ第1番は、トルコのモティーフが効果的に用いられており、とりわけ、第2楽章は「トルコの宮殿で演奏されるジャズ」を思い起こさせるユニークな曲。第4楽章にはサイの人気曲「ブラックアース」そっくりのフレーズも聞かれます。

最新作のヴァイオリン・ソナタ第2番「カズ山」は古くから信仰の対象であったトルコの「カズ山」に分布する金鉱を採掘するために大規模な森林伐採が行われたことを嘆いたサイが、メッセージを込めて書き上げたもの。印象的なピアノの強烈な打鍵で幕を開け、第2楽章でのヴァイオリンが奏でる鳥の声や、舞曲を思わせる第3楽章のテーマなど、さまざまなエピソードが盛り込まれており、作品は演奏者アイヒホルンに捧げられています。ソナタの伴奏をサイ自身が務め、思いをダイレクトに伝えます。

2007年の「ハーレムの千一夜」は、サイ版の「シェエラザード」というべき作品。初演ではパトリツィア・コパチンスカヤが担ったヴァイオリン・パートが妖艶な旋律を奏で、パーカッションが大活躍してエキゾチックな雰囲気を醸し出しています。

アンリ・マルトー国際ヴァイオリン・コンクールの課題曲として委嘱された、無伴奏ヴァイオリンのための「クレオパトラ」は、名ヴァイオリニストとして活躍したマルトーへのオマージュとして書かれ、超絶技巧とアラビア風のサウンドが聴きどころ。
(ナクソス・ジャパン)

『ファジル・サイ: ヴァイオリン作品集』
【曲目】
ファジル・サイ:
ヴァイオリン・ソナタ 第2番「カズ山」Op.82(2019)…世界初録音
1. I. Decimation of Nature 自然の大量殺戮
2. II. Wounded Bird 傷ついた鳥
3. III. Rite of Hope 希望の儀式

4. クレオパトラ Op.34(2010)

ヴァイオリン・ソナタ 第1番 Op.7(1997)
5. I. Melancholy… メランコリー… Andante Mysterioso
6. II. Grotesque… グロテスク… Moderato Scherzando
7. III.Perpetuum mobile… 無窮動… Presto
8. IV. Anonym… アノニム… Andante
9. V. Melancholy… (da capo) メランコリー… (戻る)

ヴァイオリン協奏曲「ハーレムの千一夜」Op.25(2007)
10. I. Allegro
11. II. Allegro assai
12. III. Andantino
13. IV. [Allegro] - Coda: Andantino

【演奏】
フリーデマン・アイヒホルン(ヴァイオリン)

ファジル・サイ(ピアノ)…1-3,5-9
アイクット・コセレルリ(パーカッション)…10-13
クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)…10-13
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団…10-13

【録音】
2019年11月25日…1-3
2019年4月23-24日…5-9
2019年4月24日…4
2019年2月18-19日…10-13
ザールブリュッケン放送 大ゼンデザール

輸入盤

 

国内仕様盤

[日本語解説付き]

 

<ファジル・サイ>
1970年トルコ生まれ。アンカラ国立音楽院でピアノと作曲を学び、17歳でデュッセルドルフのシューマン音楽院に留学。その後ベルリン音楽院で学び、1994年ヤング・コンサート・アーティスト国際オーディションで優勝。その後ニューヨーク・フィル、イスラエル・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、サンクトペテルブルク・フィルをはじめとする世界一流のオーケストラと定期的に共演。作曲の才能にも恵まれ、16歳で作曲した「Black Hymns」はベルリン建都750周年記念行事で演奏された。1991年には「ヴァイオリンとピアノのための協奏曲」をベルリン交響楽団と共に自ら初演、映画音楽も手掛けるなど、その才能は留まるところをしらない。日本にもたびたび来日、多くのファンを持つ。

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2020年07月07日 00:00